ヨーロッパとアフリカのテロ死亡者数の比較が「イメージと違う!」と海外で話題に
テロのニュースを耳にする頻度は増えましたが、今年だけでどのくらいの人数が、そしてどの地域でテロは起きているのか、具体的に把握している人は少ないかと思います。
2017年に起こったテロによる死者数を、ヨーロッパとアフリカで比較した図が、海外で「意外な結果」だと話題を呼んでいました。
People killed in terrorist attacks in 2017: Europe vs Africa
ニュースを耳にする印象だと、ヨーロッパのほうが多いとさえ感じますが、圧倒的にアフリカが多いのです。
こんなに大勢の人がアフリカで亡くなっていたとは……。
メディアや世間の関心がアフリカよりもヨーロッパに強いのだと実感します。
この図に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●アフリカの被害者の85%は、ジハーディズム(イスラム過激派の聖戦思想)と関係のある攻撃により亡くなっている。
●アフリカでテロによって亡くなる人はヨーロッパの20倍だ。
●アフリカはイスラム教徒がほとんどなのでターゲットにされやすい。今年に入って343回の攻撃があり、少なくとも2600人が被害者となった。
●要因がいろいろある。殺人はアフリカでは4倍多いこと。常に対立や衝突が続いていること。
●公共で目にする頻度や、ニュースになる頻度はおそらく反対になるであろう。
↑でもそれは、欧米で欧米向けのニュースを見るからじゃないのか。当然ながら欧米のニュースやイベントが多くなる。アフリカのテレビはどれくらい見るんだい?
●ヨーロッパとアフリカを比べることの意味は? せっかくなら世界中の人口と比べるのはどう?
↑わお、2万人以上が中東で殺されている。クレイジーだ。
●これは1人あたりなのか、それとも絶対数? もし後者なら、人口比率はヨーロッパとアフリカはどうなっているの?
↑7億3400万:12億1600万なので、およそ3:5だね。
人口比から考えても、やはりアフリカの被害者数は格段に多いようです。
ニュースの印象だけでは、なかなか実態は伝わらないものですね。