トラブル報告のため樹木にメールアドレスを用意→ラブレターが殺到する…オーストラリア
オーストラリアのメルボルン市が、市内の木々に電子メールアドレスを用意したそうです。
目的は木に問題が発覚したときに、市民が直接連絡できるようにとの配慮でしたが、届き始めたメールは……当初の予測とは全く違うものでした。
メルボルン市の所有する木々にIDナンバーとメールアドレスを用意すれば、その木に問題やトラブルが起きたときに市民が報告しやすいのでは、というのが当初の予想でした。
ところがニレの木を始め、多くの木に届き始めたのは、なんと恋心を綴ったラブレター。
「大学を出るときに気づいたのです、あなたのそのまばゆいばかりの美しさに心が打たれました」
「親愛なる樫の木さんへ、酸素をいつもありがとう。いつも美しくいてくれてありがとう。あなたが二酸化炭素を減らしてくれなかったら自分は今頃どうなっていたことか……」
などなど、お気に入りの木に対するラブレターが何千通も届いています。
こんなにも木に感謝する人や愛情を注ぐ人が多いとは、市当局側はまったく想定していなかったとのことです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●掲示板のコメントが虚無だと感じているなら、木にラブレターを書いてみると良い。
↑少なくとも電子メールなら同胞の命(紙)ではないのでよかった。
↑ホーマーシンプソンが映画俳優じゃなくて、映画にファンレターを出していたことを思い出した。「親愛なるダイハードへ……」
↑少なくとも木からは返事がないので、失恋させられることはない。
●なんてこった。木でさえラブレターをもらっているというのに、自分ときたら……。真面目に自分も前進しなくては。
↑おそらく所属するグループの問題だ。違うブランチ(枝葉)へ移動しなくてはいけない。
↑根本を見直すのが最初のステップだ。
●木は実際に美しいし、目的を達成しているな。
●いつか誰かが「あなたの遠縁の親戚であるナイジェリアのマホガニーの木です」とメールを受け取り始めるのを待てない。
(※ナイジェリアの手紙という有名な詐欺メールのジョーク)
●メルボルン在住だけど、自分が木をとても愛していることは認める。
↑ここにはかなりファンタスティックな木があることは確か。
●現代のヒッピーだな、木をハグするのではなくメールするなんて。
●(投稿者)ちなみに木についてのWEBサイト。
(Melbourne Urban Forest - Visual)
●掲示板のアカウントじゃなくて、メールアカウントを作ったほうが良いと思い始めた。
これだけたくさんのメールが届くとは、世の中ツリー・ラブな人は思っているより多いのかもしれませんね。