「もしエンジニアが地獄に落ちたなら…こんな争いが起きる」というお話
とあるエンジニアが亡くなり、地獄へ落ちました。
地獄があまりに不快だったことから、エンジニアはいろんなものをデザインしたり組み立て始めました。
しばらくして、エアコン、水洗トイレ、そしてエスカレーターが設置されました。エンジニアはすっかり地獄の人気者となりました。
そんなある日、神様がサタンに電話を掛けてきたのです。
「最近の地獄の様子はどうかね?」
サタンは答えました。
「最近の地獄はとても良いぞ、ここには今、エアコンと水洗トイレとエスカレーターがある。次にこのエンジニアが何を作ってくれるか楽しみだ」
それを聞いて神様はショックを受けました。
「何だって? そっちにエンジニアがいるだって? それは間違いだ。彼はそっちに行ってはいけなかったんだ! エンジニアは全員天国に来るのは知ってるだろ。こっちに彼を送り返すんだ!」
するとサタンはこう言いました。
「とんでもない。スタッフとしてエンジニアを気に入ってるんだ……彼はここに残すとするよ」
それに対して神様は言いました。
「こちらに送り返せ、さもないと訴えるぞ!」
サタンは笑い飛ばしました。
「構わないさ」
続けてサタンは言いました。
「いったいどこで弁護士を見つけるんだね?」
教訓:地獄は裁判に強い。