30年間誰ひとり中身を見たことのない「ゴースト・クロック」…布の下は大きな古時計ではなかった!
こちらはアメリカ・ワシントンDCのスミソニアン美術館に展示されている「ゴースト・クロック」─ウェンデル・キャッスル作。
1985年に製作されてから30年間、誰も布の下を見たことがないのだとか。
訪れた海外の人物が、「きっと布の下には『おじいさんの古時計』みたいな時計なのだろう」と想像したところ……。
説明書きには、意外な事実が記されていました。
Just Try And Look Under Grandfather Clock’s Sheet!
1985年に製作されて以来、布が外されたことはなく、作者以外は誰も中を見たことがありません。
そう言われると、どうなっているのか気になってしまいますね。
ほとんどの人は「大きな古時計」“My Grandfather's Clock”のような時計だと連想するのですが……。
説明書きによると、実は時計ではなく、マホガニーから造られた木彫りの彫刻なのだそうです。
みんながダマされてしまうのは、ゴースト・クロックという名前と、作者の他の12作品はすべて本物の時計で、シリーズ13番目のこの作品だけがフェイクのため。
といっても誰も中身を確認していないのだから、もしかすると本当は時計かも……。
見た目だけでなく、存在そのものが幽霊みたいな時計ということなのでしょう。
想像力を掻き立てられますね。