安倍首相「途上国の医療改善に29億ドル支援します…」アメリカ人「むしろ我々を助けてもらえないだろうか…」
「UHCフォーラム2017」のスピーチで、安倍首相が発展途上国の保健・医療環境を改善するため「総額29億ドル(約3300億円)の支援を約束する」と表明しました。
(※ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)は「すべての人が、適切な健康増進、予防、治療、機能回復に関するサービスを、支払い可能な費用で受けられる」という保健医療を意味する)
この件に関する、海外掲示板の反応をご紹介します。
Japan pledges $2.9 billion to support countries pursuing universal health coverage
UHC Forum 2017 Day2 Session 1 (English) - YouTube
保健分野の人材育成や感染症対策、公衆衛生改善などのため、世界銀行や開発途上国に支援を行うと、12月14日に安倍首相が表明しています。
このテーマに対し、なぜか海外掲示板では、アメリカの劣悪な医療制度についての議論ばかりになっていました。
コメントを抜粋してご紹介します。
●もうアメリカではなく国民皆保険のある国で暮らすことを選ぶ。
↑他国の市民権はどうやって申請したらいいの?
●「ぷはー、自分たちは絶対に医療保障をまかなえないよー」
日本「君らが持てるように払ってあげるよ」
↑アメリカ「助けはいらない。※ただしネットワークの中立性はなくすけどね」
日本(ため息)
↑日本「くそったれ、バカだろ」
↑どんなに医療費を注ぎ込んだとしても、バカは治せないんだ。
↑日本はついでにスイートな光回線もアメリカに送ってやってくれ。
●日本は少なくとも国民皆保険の70%(ほとんど)をカバーしている。
●ここで日本での暮らしを報告するよ!
昨日の検診で\390(約3ドル)を払っただけ。
今日は歯医者で歯をきれいにするため1500円(13ドル)。
6月のMRI検査は2000円(17ドル)だった。
月におよそ1万円(約80ドル)くらいだけど、医療費で破産しないのは、なんとすばらしいことか。だって何か違和感があれば病院に行くことができるんだよ。
アメリカに帰国することが恐ろしい、ホントいかれてるよ。
●アメリカよ。元気だして、もうすぐクリスマスがやってくるからさ。
↑これは発展途上国のための支援だから、アメリカは何も得られないけどね。
●近年のアメリカが世界をリードしているのは、刑務所人口と軍事支出だけだ。
●アメリカに全市民への医療保障がないのが馬鹿げている。法外な医療費さえなければ、アメリカ人も莫大な支払いをせずに済む。貧困層や中流層にとっての勝利だ。もちろん雇用主もね。じゃあ誰が負けるのかって? 保険会社、製薬会社、そして最も裕福なアメリカ人たち。
●企業の寄付によって選挙に当選することがあると、こんなことになる。
↑全く理解できない。いったい政治家を収賄することがなぜ合法なんだ。
↑議案通過運動をすることは賄賂をおくることではないんだ。議案通過運動は言論の自由で、自由と民主政治社会のために必要なんだ! でなければどうやって政治家と話をするんだ!
↑議案通過運動は実際は贈賄にまみれているよ。
↑(嫌われるようなことを言うようだが)アメリカ合衆国は民主政治ではないね。人々ではなくお金によって統治されている。自分の意見では医療保障は水や食糧と同じように権利を与えられるべきだと思う。
●最近のアメリカが世界をリードしていることと言えば、刑務所の人口と軍事費くらい。
↑アメリカは1人当たりの医療費を世界で最も多く払っている。それも国民皆保険なしでだ。明らかに製薬会社、プライベート医療、保険会社はうまくやってると思うよ。
●アメリカ人ではない人間として、そして生涯をずっと国民皆保険のある国に住んでる者として、なぜ保険のないことがOKでいられるのか全く理解できない。
それは基本的に政府が「治療するお金がないなら、くそったれ」、「お金がないなら勝手に悪いものを食べて死んでくれ」と言うようなものじゃない?
日本と途上国のテーマであるのに、アメリカの医療崩壊を嘆くコメントばかりでした。