乗客残してスペインの列車運転士が「超過勤務」のため下車…一般人の意見は?
2016年9月にスペイン北部で、電車の運転士が勤務時間の上限に達したことを理由に運行中の列車から降り、乗客109人が車内に取り残される出来事がありました。
当時も運転士の行動について賛否両論ありましたが、今になってこの話題が海外掲示板で再燃していました。
海外の一般人はどう思っているのか、掲示板のコメントをご紹介します。
●それ(超過勤務)が理由で電車が停まっていると聞かされても、自分なら運転士を怒らないな。もちろん鉄道会社にクレームはするが、運転士が安全基準を忠実に守ることに関しては称えるよ。そして運転士に何の法的措置も取らないように要求するね。
●もし運転士が超過勤務をして電車を衝突させるようなことがあれば、誰が責任を取ることになるのだろう。自分がその立場でも同じことをする。
↑勤務時間を過ぎていたので、おそらく会社の規定では、何か起きれば彼に責任を押し付けただろうな。
↑スペインからだが、全ての飛行機、船、バス、そして電車の事故は、政治家や調査委員会によって運転手のせいにしているよ。
とにかく劣悪な職場環境や質の悪いインフラが原因ではなく、運転手を責める言い訳ばかり考え出すんだ。
●パイロットだけど、同様のことは何回も起きた。時間が来たら仕事は終わりだよ、どこにいようとね。
↑じゃあ、いつもパラシュートを持ち歩いているのかい?
↑そりゃ違うよ。そんなのクレイジーだろ。ちゃんと飛行機のクローゼットに入れているさ。
↑フライト中に時計を見て、座席から立ち上がり、ジャケットを腕に通し、タイムカードを押してパラシュートで飛び降りるところを想像した。
↑もしフライト中に勤務時間が終了しそうなら、会社は離陸前に別の乗務員を用意しなくちゃいけない。フライトとシフトはしっかり計画されているので、こういうことはめったに起こらない。
●このニュースの直前に、スペインの北部で電車事故が起きて何十人も亡くなったんだよ。
●会社の言い分:運転士は前もって要求をしておくべきだった。
組合の言い分:運転士は先に要求していた。
↑会社が運転士のスケジュールを作ったのに、なぜ運転士がリマインドしなくちゃいけないんだ。
↑典型的な雇用側の言い訳。
●運転士が自宅まで電車を運転していったなら、心から感心したと思う。
↑その日はレールから外れたんだな。
●乗客はみんなそこに定住し、新しい家族を作り始めたんだ。今日、その109人の乗客は今では1000人の子孫となっている。
↑2年以内にか。
●そこまで感心はしないが、ウェイターとして似たようなことをしたよ。
●少なくともアメリカでは、運転士、パイロット、車掌などが何時間まで働いていいかという規則がある。
↑その通り、蒸気機関車のエンジニアだが、12時間まで勤務が許されている、その後は「死ぬ」ので、どんなサービスも提供できない。これは電車の運転士のせいではなく、鉄道会社のせいだね。
↑パイロットだが、我々は時間が来たらカボチャになる。
それよりも12時間!? なんてこった、我々は16時間だ。
↑でも昼寝ができるじゃないか。
↑ヨーロッパでは会社も運転士もかなり重い罰則金がかかる。
●運転士は正しいことをしたよ。それは「電車の大事故109人死亡」になるよりはるかにましだ。
↑110人だよ。
海外掲示板では、責任は企業にあり、安全を重視した運転士を支持する声が目立っていました。
日本で同様のことがあったら、どんな結果になるのでしょうか。