主要20か国の『死刑執行率』グラフに「こんなに差があるなんて…」と驚きの声が続出
G20(ジートゥエンティ)とは、G7(主要国首脳会議)の7か国に、EU、ロシア、および新興国11か国を加えた、主要20か国のグループのこと。
20か国の、国民あたりの死刑執行の割合を比較したグラフが、海外掲示板で話題を集めていました。
Death penalty: execution rates in G20 members in 2016.
Death penalty: execution rates in G20 members in 2016 [OC] from r/dataisbeautiful
こちらは、2016年に死刑執行された人数と、1億人あたりの割合を、国別に表した棒グラフ。
一目瞭然ですが、1位はサウジアラビア、2位中国、3位アメリカ、4位日本、5位インドネシアと続きます。
「1億人当たりの人数」(実際の執行人数)
1位:サウジアラビア:490+(154人+)
2位:中国:180〜(1000人台)
3位:アメリカ:6.2(10人)
4位:日本:2.4(3人)
5位:インドネシア:1.6(4人)
他の15か国は実質死刑執行されているのは0人。
そして5か国の中でも、サウジアラビアと中国が圧倒的と言えるほど突出しています。
(※両国ともはっきりとした数字は判明していないので、それ以上の可能性あり)
制度については、国ごとの事情や考え方の差があるものですが、死刑に関しては日本も少数グループに入ります。
このグラフに対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●ブラジルは死刑の必要がない。犯罪者が良い仕事をして1年に6万人以上殺しているからね。
↑それはおおげさなジョークで、実際の数字じゃないと思った。
↑2015年と2016年に6万人殺されているよ。それくらいひどいんだよ。
(2016年にブラジルでは6万1619件の殺人事件が発生した。:Crime in Brazil - Wikipedia)
↑ブラジルの警察車両は、まるで私設の軍備のようだよ。
↑アメリカは1万7000人。
●中国の死刑執行率は政府は極秘にしているよ。だからみんな、しぃーーっ。中国政府に人数を把握したと言ってはいけない。
↑それは正確ではない。中国政府は死刑執行の人数は公表はしてはいないが、専門的には極秘でもない。公の機関を通して情報を集めることはできる。
●今日、自分は日本に極刑があることを知った。
↑Google検索してごらん。日本の司法制度は完全に驚くが、全く驚かないかのひどい内容だよ。
↑意外だった。
↑ロシアは司法により認可された殺し方をする……それが死刑と呼ばれないのは、単なる支配されたマスコミの広報活動と腐敗のコンビの結果である。
↑表向き自殺した人には、死刑執行をしなくていいからね。
↑手錠もかかったままね。
↑スーツケースに入れられてね。
●サウジアラビアの500人以上の死刑執行は、きっと筋のとても通ったものでクレイジーな理由じゃないはずだ。
●数字がよく理解できない。誰か説明して。
↑(投稿者)カッコ内の数字はその年に死刑執行された合計人数で、その外の数字は1億人あたりの死刑執行数である。
●アメリカもこのゲームで上昇してるな。サウジアラビアの刑務所はここみたいに混んでいないと思うね、かつ人口当たり最も監禁されている人数が高いね。ロシアはここに入っていないが、犯罪者はいつも消えていく。
↑ロシアでは死刑執行されないが、消息不明になるか、頭の後部に2発の銃弾がある自殺をするかだよ。
死刑以外の死亡事例が多い国もあり単純比較はできないとのことですが、これだけ数字に差があると、考えさせられますね。