2018年03月14日 13:00

消防士が教える「フライパンの油が燃えたときの対処方法」…フタを閉じても再発火するとき

 

フライパンの油が燃えたときの消し方00
フライパンの油に引火してしまったときは、フタをして消す方法(もしくは濡れタオルで覆う)が推奨されていますが、すぐにフタを開けると再び発火するので注意が必要です。

ところがフタを開けても再発火しない方法を、消防士の男性が実演していました。

Firefighter teaches you how to put out a kitchen fire from r/lifehacks

フライパンの油が燃えたときの消し方01
フライパンの油が発火したときは、あわてずにフタで覆ってしまえば……。

フライパンの油が燃えたときの消し方02
いったん鎮火します。

フライパンの油が燃えたときの消し方03
しかしフタを取ると、この通り再発火。

温度が下がるまでは同じことが起きるので、非常に危険な状態です。

そこで、早く消したいときは……。

フライパンの油が燃えたときの消し方04
フタを手前から……。

フライパンの油が燃えたときの消し方05
スライドしながら少しずつ閉じていくのです。

フライパンの油が燃えたときの消し方06
すると……。

フライパンの油が燃えたときの消し方07
火は収まりました。

フライパンの油が燃えたときの消し方08
そしてフタを開けても、火は消えたまま!

なるほど、これは知らないとできない行動ですね。

おそらく火が出たときには、いきなりゆっくりスライドする余裕はないので、最初はフタを閉じていったん火を収め、その次にスライドで消火を試みるのがいいのではないかと思います。

ちなみに、水を掛けるのは大炎上するので極めて危険な行為です。

This is what happens if you put out a grease fire with water! - YouTube

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●ええと、2回ほどバシバシッとい叩いて、その次に後ろからスライドさせる、よしわかった!

↑説明が不完全。そのせいで大事なところが燃えたじゃないか。

↑なぜこれが効果あるのかの科学的な説明を読みに来たら、下ネタジョークをいろいろ読む羽目になった。君らには失望させられるよ。

↑同意する、そのせいでまともな説明がひとつもない。
自分が思うのは叩くようにフタをすると酸素を炎に供給することになってしまうが、スライドしていくと全ての酸素が燃え尽きて炎を消すんじゃないかな。

↑上からフタをしても1秒以上閉めたままにしておけばいけると思う。スライド式は覆うときに酸素を使い切るのだろう。

●問題はどこでフタを見つけるのかってところ。

↑そうだよ。必要なのは長いハンドルのついた燃えているフライパンの2倍くらいの大きさのフラットなものだよ。自分はそれを栓抜きの横に置いている。

↑ベーキングシートも使えるよ。

↑ベーキングソーダ(重曹)もいけるんじゃなかったっけ?

↑酸素がなくなるとすぐに消えることから、ほとんどの木製のまな板でも使える。

↑他のフライパンは?

↑2つ目のフライパンを持っているリッチな人だけだ。

●消防士がもっと長くフタを閉めたままにしてたら消えるんじゃないの?

↑多分そうだが、スライド式のほうがずいぶんと安全だよ。消える前にもう一度炎が大きくなることはない。

●きっと消防士は、上から叩いて閉めて消えたと油断することがあるってことを見せたいんだと思うよ。そして消そうとしてまたあわてて閉じて、炎を大きくするってことをね。

●消防士の顔を見ていると、それ以外に、知恵、勇気、パワーのレッスンもしているかのようだ。


実際に燃え上がった火を前にするとパニックになりがちなので、少しでもリスクを減らす予備知識を知っておくことが大切ですね。

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