金星と地球を宇宙から観察すると…バレエを踊っているような関係だった
こちらは金星と地球を同じ縮尺で並べたもの。大きさや密度が最も地球に近いことから「姉妹惑星」と呼ばれることもあります。
そんな金星と地球は、宇宙でバレエを踊っているような関係なのだとか。
どういうことなのか、両惑星の位置関係をご覧ください。
Venus and the Earth doing cosmic ballet!
The geometric dance of Earth & Venus over an 8-year period - YouTube
近づいたり離れたり、近づいたり離れたり、まるで舞踏会で華麗に踊るペアのよう!
欧米では金星を「ヴィーナス」(ローマ神話の愛と美の女神)と呼ぶので、ダンスパートナーとしてもこれ以上ない相手ですね。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●どうして誰も地球と金星の間に、こういう白いラインがあるってことを教えてくれなかったんだ!
●他の惑星との軌跡も見たいな。
↑多分この組み合わせだけじゃないかな。地球と金星は4/5の軌道共鳴があるとかで、幾何学的に美しくなるそうだ。
↑ある程度似たようなパターンはできるけど、ここまで美しい5つのとがっている花にはならない。
●宇宙のスピログラフだ。
(※曲線による幾何学模様を描くための定規)
↑軌道をまわるたびにできる曲線はカージオイドと呼ばれる。
(カージオイド - Wikipedia)
中央のしわの部分ができるときには地球と金星はもっとも離れている。そのほかの惑星に組み合わせも似たようなパターンを作り出す。理由は最も内側の惑星は外側の惑星より速く太陽の周りをまわっているからである。
↑フーリエ変換だね。
●5つの花びら模様ができるのが興味深い。これは地球と金星の軌道の距離が関係あるから? あるいはもっと続いていくの?
↑サイクルが再び始まる数の違いだよ。金星は13周に対して地球は8周。
●楕円形の軌道ではないの?
↑地球と金星は非常に真円に近い軌道である。この縮尺だと1ドットか2ドット分の誤差しかない。
普段あまり意識することはない金星ですが、こんなにも身近な関係だったのですね。
ただし地表の温度は470度。気圧は90倍(深海900m相当)。自転周期は243日(地球は24時間)だそうです。