「パワーポイントがなかった1961年、NASAのプレゼンの様子がこちら」
現代の生活に慣れてしまうと、便利ではなかった頃にどう過ごしていたのかを忘れてしまいがちです。
「パワーポイントがなかった時代、プレゼンの風景はこんな風だった……」
と説明された、NASAの1961年の写真が人気を呼んでいました。
NASA Before PowerPoint In 1961
それも高さごとに、ハシゴが用意されている……。
高所恐怖症だと黒板に文字も書けませんね。
若い世代には想像もつかないことですが、たかだか20年〜30年前までは、こちらが常識だったのです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●ロイ「なぁジョージ、次からロケットに黒板を水平に取りつけてみないか?」
↑ジョージ「ロケットを水平に作るつもりか。ダメだ。黙ってコーヒーでも飲んでろ、ロイ」「そもそも、ハシゴはどうするつもりなんだ」
↑ロイ「水平にとりつけるんだよ」
●だいたい計算機もなしでロケットを宇宙に飛ばすことを想像してみよう。オレなんか配達業者にいくらチップを払えばいいのかわからないのに。
●その当時、数学者の父親はマーキュリー計画のための液体酸素の燃焼割合などを計算していた。彼が言うにはひと部屋に200人くらいの男が計算尺を持ってやっていたという。その頃から激変したよ。
↑うちの父親も数学者で、小さなジェット機のための最低限の滑走路の長さを計算していた。天候なども考慮した計算のフローチャートを見せてもらったよ。大きな部屋の壁を完全に覆っていた。その頃に削られた鉛筆を好きになった。
●パワーポイントで計算をするようになったわけではない。
↑みんなチョークで計算していたわけではなく、計算結果を見せているだけと思う。(何もNASAのことを知らない自分の考えより)
↑先に紙に書いてはいるよ。それは同意を得るためにプレゼンテーションか、教えているかだね。
●マイクロソフトのソフトウェアの売り上げとともに、ハシゴ、チョークなども売り上げが落ち込んだか興味がある。
●事務職の応募者は高いハシゴに登れること、数mの高さでしっかり書けること、基本的に高所恐怖症でないこと。骨折やその他の負傷の際には、会社の仲裁に同意すること。応募お待ちしております。
この半世紀で変わったことは山ほどありますが、写真を見ないと実感しないことも多いですね。
そう遠くないうちに、現代の仕事のスタイルも激変していることでしょう。