アメリカの鉄鋼関税にEUが報復、10ページにわたる対抗措置を発表…海外の反応
日本も含め、トランプ政権が推し進めた鉄鋼関税。それに対しEUが報復措置を発表しました。
(参照:日本がアメリカの鉄鋼輸入制限に対抗措置…海外の反応)
10ページに渡る関税の対象製品リストを発表したのです。
さすがに10ページ分のアメリカ製品となれば膨大な量で、鋳鉄からインゲン豆や嗅ぎタバコまでが含まれています。これにより世界中の消費者に影響が出ると予測されています。(PDF)
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●来週のG7のカンファレンスはリラックスして暖かいものになるだろう……。
↑ケベック(カナダ)であるね。フレンチ・カナディアン(※ケベック州の公用語はフランス語)たちはウェルカムパーティの開き方を心得てる。
↑トランプがどんな風に抗議にリアクションするのか待てない。
↑いつもG6+1と呼ばれてるんだ。
●前にも起こったよ。1930年に施行された「スムート・ホーリー法」で、他国が対抗措置をとり世界貿易に影響を与え、これが大恐慌をひどくしたと言われている。
(スムート・ホーリー法 - Wikipedia)
●10ページ、わお。きっとすでにホワイトハウスではそれを1ページにしようと必死に走り回っているんじゃないかな。そうしないとトランプが理解できなくて集中を欠くからさ。
●なんておもしろいんだ。我が国(スロバキア)には鉄鋼メーカーがあり、それはアメリカ人が保有している。なので基本的に自分たちで制裁を与えている。
↑我々アメリカ人は自分の顔をパンチするのが楽しいんだ。野球の次にお気に入りの娯楽だよ。
●これに勝者がいるとは到底思えない。ただ消費者が大きな被害を受けると思う。
●トランプはもうすぐ「アメリカは誰からも何も取り上げないことをEUに見せつけた」とツイートできる。それはきっと勝利……だよね?
↑トランプの考えだとEUがアメリカを脅すのは、アメリカへの尊敬の兆候だと思っているよ。なぜなら仲良のよい関係は真剣な関係ではないという考え方だから。
トランプは人生で敬意を払ってもらったことはないんだ。恐れだけがある。そしていつもその2つを混同させる。
●いやいやEUはトランプに最も忠実なコミュニティや支持基盤のビジネスをターゲットにするだろう。トランプは自分の足を撃っているようなものだよ。
↑トランプのビジネスを直接ターゲットにして欲しいな。
●まるでいじめっこのようにふるまうのが良い外交だと思う多くの国民がいるんだ。それで経済的に間接的影響が出てきたら、自分たちではなく他人を非難するんだな。
↑それがアメリカ♪
●トランプの国際不動産に関税をかけたらいいんだよ。するとこのバカげたトレードは一瞬にして終わる。
↑国有財産にしてコメディタワーと名付けたらいいのでは?
●全ての同盟国にダメージを与えているのかい。天才的なプランだな。
●カナダの首相から「くそバカ」と言われて、謝ってもらえないって何か失敗をしたってことだな。
●トランプが「アメリカをまたグレートにしよう」ってのは、「グレートデプレッション」(大恐慌)のことを言ってたんだな。
●えっと、たった47万人が失業する程度だよ。
●「仲間に貿易戦争を宣告する扇動政治家には要注意である。アメリカの国旗を振りながら、我々の経済、国家安全保障を衰えさせ、自由を完全に失わせるんだ」 ―ロナルド・レーガン
●これっていつ終わるの?
↑おそらく2020年頃。
●自由市場が競争する中で、中国が軍を拡張し、プーチンはいつものプーチンで……トランプはアメリカを弱めている。
↑ロシアは、弱くて非効率なアメリカ大統領を求めていたからね。トランプで大当たりを得たようなものだよ。
●アメリカ人だが、これが自分たちにとってどんな利点があるのかさっぱりわからない。全ての同盟国を怒らせているだけに思える。何か良い理由があるとか利点があるのなら、知りたいと思う。
↑全くないよ。トランプがカナダに関税を推し進めた理由は、国家安全保障を脅すためだよ。
↑自分はカナダに住んでいるが、この件で周りの人々はアメリカ政府に激怒しているよ。今までの「ははは、バカな決断」と言う感じではなく実際に怒っている。
●最初はカナダ、そして次はEU、誰も貿易戦争がそこまで複雑と思っていなかったよ。
アメリカ国内の人々も不安に考えている人が多いようでした。
日本にとっても切実な問題なだけに、どうなるのか注目です。