科学者が語る…科学雑誌の学術論文は「無料で読む」方法がある
How to get a scientific paper for free
(Dr. Holly Witteman@hwitteman)
「その科学雑誌に使った35ドルは100%出版社に行き、著者の取り分は0%です。もし私たちに直接メールしてくださったら、私たちは無料で送ることが許可されています。そして心から喜んでそれをします」
なるほど、全員ではないにしても、直接交渉することで喜んで送ってくれる著者がいるとのことです。
研究者に収益が入りにくい実情を皮肉っているわけではないのでしょうが、膨大な時間と労力をつぎ込んでいる割りには、なかなか報われない職業なのかもしれません。
これについて、いろいろ意見が寄せられていました。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●“ResearchGate” (リサーチゲート)も著者に直接リクエストできるよ。
(ResearchGate - Wikipedia)
●それからarXiv(アーカイヴ)のプレプリント(※正式に雑誌に掲載される前の査読つき学術論文)もだよ。
内容は出版されたバージョンとほぼ全くいっしょ。
(arXiv - Wikipedia)
↑タイプ設定のプレプリントは好きだな。ラテンモダン(フォント)でA4サイズ。プレプリントの99%がそのフォント。これに慣れると出版物の小さなタイムス(フォント)の40字幅は耐えられない。
↑しかもちょっとしたオフホワイトで趣のある厚みまである。おーまいがっ、ウォーターマークまで入ってるよ。
↑それって何のセリフだったっけ?
↑「アメリカン・サイコ」
●ただし全ての研究者が、誰とでも瞬時に共有してくれるわけではない。
↑自分が読みたい研究者のほとんどは死んでいる。
↑どうやら君は危険な専門分野にいるようだな。
●そもそも一般人のどれくらいが論文を購入しているんだろう。
↑ほとんどは地球平面論者と反予防接種派だろうな。
↑報道関係と科学コミュニティがほとんどだね。その次が全く違う結論に導かれる煽りタイトルに釣られる一般人だね。
あまり一般人が学術論文を読むことは期待されていない。なぜならほとんどが間違いを証明する他の科学者のためであるからで、それが科学ワークのあるべき姿である。
残念なことに政治的なことを強要することを目的として、古い日付けの文献を掘り起こすのが簡単になってきた。一般人がそれを全くのでたらめだと気付くまでに(あるいは永遠に気づかれない)かなりの損害が出る。
↑科学者だが、論文は一般人がアクセスできるものであるべきと思っているよ。
もちろん雑誌ならではの利便性もありますが、個人で読みたい場合は著者と交渉してみるのも一手ですね。