中世ヨーロッパの画家が想像で「ゾウ」を描いた作品いろいろ
ローマを蹂躙したカルタゴのハンニバル将軍を始め、古代世界において「戦象」は敵軍を震え上がらせましたが、大半のヨーロッパ人は直接目にする機会は少なかったことでしょう。
中世やルネサンス期の画家たちが想像や伝聞を頼りに描いた、ユニークな「ゾウ」の絵画をご覧ください。
In The Middle Ages, The Drawings Were Made From Other People's Words. Figures Of Elephants
7.
イノシシっぽい? 本物の鼻の長さを知ったら驚いたことでしょう。
11.
ほとんど馬。実際のゾウは槍くらいでは攻撃は通じませんね。
ちなみにヨーロッパ人(地中海世界の人々)が最初に戦象を目にしたのは、アレクサンダー大王率いるマケドニア・ギリシャ連合軍がペルシア帝国と対峙した紀元前331年のガウガメラの戦いが初めてだと言われています。
作品は1685年に描かれたもの。(ヨハネス・ヴァン・デン・アベレ作)
現代とは違い、少ない情報を元に描くことの難しさがわかりますね。