ブラジルの殺人数が過去最悪の年間6万3880人、毎時間7人が殺されている…海外の反応
ブラジルでは2017年の殺人者数が6万3880人に達し、過去最悪を記録しました。1時間に7人が他者の手によって殺されている計算になります。
深刻な治安悪化が浮き彫りとなったことから、海外掲示板でもトピックになっていました。
Record 63,880 people murdered in Brazil in 2017
ブラジルの人口は約2億人。1日当たり175人が殺人で亡くなっている計算で(毎時7人)、前年の2016年より3%悪化しています(2016年も過去最悪)。
日本との比較でいうと、殺人数は1960年代から減少し続けており、警察庁の犯罪情勢によると2013年は年間342人となり、1日1人を下回りました。(自殺者はこの数年は減少しているものの年間2万人超え)
治安悪化の理由ですが、五輪のインフラ投資と景気悪化が重なって財政が悪化、警察官の配備不足により凶悪犯罪が増加、その影響で消費も低迷する悪循環に陥っていることが一因として挙げられています。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●殺人数が人口統計学に含まれそうだ。
●クレイジーだよ。毎年人口の0.03%が殺人によって失われている。
↑ノルウェーは去年26人が殺された。人口の0.0005%である。
26件すべて解決済み。もしブラジルレベルなら1560人ということになる。
↑26件全て解決? そのほうが正直怪しいと感じるほどだ。
↑北欧や中央ヨーロッパではそれが普通。殺人事件の解決率は割と高い。
↑2016年の殺人事件の解決率。
ドイツ:97.6%
オーストリア:100%
ノルウェー:100%
スイス:92.4%
アメリカ合衆国:64%
日本:99.8%
↑組織犯罪の少ない地域では、殺人はかなり簡単に解決されるんだ。殺人の内訳は以下に限られる。
・配偶者
・元配偶者
・被害者と不倫していた配偶者
・配偶者
・配偶者だったらいいと思うやつ
・だから配偶者だと言ってるだろ。
↑ほとんどの殺人が親戚(家族)が殺しているからね。無差別殺人はレアなんだ。
●掲示板の「人が亡くなるのを見た」カテゴリにあるスレッドで、ブラジルがネタ元になっているのは理由がある。アメリカのようにギャングによる犯行ではなく、サンダルで原付に乗ったヒットマンによる依頼殺人が頻繁にある。クレイジーだよ。
●ブラジル人だけど、まだ生きている。お祝いしないと。
↑この率だと、もう死んでるかもな。
●ほとんどは麻薬カルテルと原付きに2人乗りしている連中によるものだね。
↑原付2人乗りを見たら、強奪されるか殺されるかだな。
●なんだって? すごい数字だな。
↑メキシコからだが、去年3万2000人の殺人があった。それもかなりひどいがブラジルを見て平和なユートピアかなと思い始めた。
(※メキシコの総人口は約1億3000万人)
↑いやいや、それもクレイジーな数字だぞ。
↑ベトナム戦争で亡くなった米軍の全兵士より多い(5万7702名)。
中南米の治安が悪いことはイメージでは伝わっていますが、具体的な数を知って驚く人ばかりでした。