海外のカフェ「コーヒーメニューがややこしいので、わかりやすくした看板を設置しました」
今どきのカフェはメニューが充実していますが、イタリア語だったりフランス語だったりと、どんな飲み物か直感的にわかりにくいことが増えました。
それは日本だけでもないようで、海外のカフェの看板に「とてもわかりやすい説明が書いてある」と、話題を集めていました。
Different type of coffees explained. from r/mildlyinteresting
「ナンセンスでないコーヒーガイド」
アメリカーノ → ブラックコーヒー
フラットホワイト →ホワイトコーヒー
カプチーノ → 泡泡のコーヒー
ラテ → ミルクコーヒー
エスプレッソ → ストロングコーヒー
マキアート → コーヒーにミルクのトッピング
モカ → チョコレートのコーヒー
ティ → コーヒーではない
ホットチョコレート → これもコーヒーではない
なるほど、コーヒーの種類がシンプルでわかりやすくなっています。
英語圏の人にとっても、コーヒーの種類や名称が難解なのですね。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●その「マキアート」はスターバックスの「マキアート」で、専門的には「ラッテ・マキアート」(コーヒーにミルクが入っている)だ。
でもほとんどの場所で「マキアート」は、「エスプレッソ・マキアート」(エスプレッソにミルクが入っている)のことである。
↑自分が行くほとんどの場所には両方置いているよ。
↑「マキアート」を注文すると、どっちが来るの?
↑どっちが欲しいのか聞かれる。
↑どこに住んでいるの?
↑カナダのケベック。
●イタリアで「マキアート」は、エスプレッソのショットに泡のミルクだ。小さいカップのショートドリンク。
イタリア以外での「ラテ」は「ラテ・マキアート」のことで、エスプレッソのショットにコールドミルク。
ホットミルク+コーヒーは「カフェラテ」、泡のミルクを足すと「カプチーノ」。
イタリアで「ラテ」を頼むとミルクがグラス1杯来る。「ラテ」はそういう意味だからね。イタリア人が外国に行くと混乱する。イタリア語を使うなら少なくともイタリアの方法を使って欲しい。
↑心配するな、他の国の人間も混乱している。
●なぜそんなにバリエーションがあるんだろう。ミルク+コーヒーって違う順番なだけでそんなに違うもの?
↑YES。
これは味だけの問題ではないんだ。口の感覚、温度、ミルクとコーヒーの割合……。すべて重要なんだ。
コーヒーはワインのようなもので、特色のあるフレイバーがある。単に苦い液体というわけではない。複雑な組み合わせがあるんだ。
ミルクは味としては複雑さは少ないが、冷たいミルクはスチームミルク、熱いミルク、沸騰したミルク、泡立てたミルク、それぞれ違う。それらは重要なポイントなんだ。
●マキアートはエスプレッソに泡立てたミルクだと思っていたよ。
↑それは「Schiumato」で同じコンセプトだが、マキアートは「にごす」という意味があり、コーヒーを少量のミルクで薄い色にさせる。泡だとそれはできない。
●「アメリカーノ」の言葉の背景はとてもおもしろい。
ヨーロッパではエスプレッソが普通のコーヒーで、当時アメリカ人はアメリカンスタイルのコーヒーを飲んでいた。
第二次世界大戦中、アメリカ人兵士たちがイタリアに駐屯していた頃、彼らがコーヒーを頼むとエスプレッソが出てきた。大きなカップで飲みたかった彼らは、エスプレッソと別に大きなカップに入ったお湯を別に頼んでいた。
イタリアのオーナーたちはアメリカ人たちがエスプレッソをお湯が入った大きなカップに注ぐのを見て「アメリカーノ」と呼んだ。
↑そうだったのか、それはおもしろい。
↑そうだね、自分がヨーロッパに駐屯していたときもアメリカンスタイルのコーヒーを見つけられなかったよ。
だからイタリアではラテを頼んでいた。弱くて量の多いのが好きなので。
ドイツではアメリカ人が多く長く滞在しているせいか、レギュラーコーヒーがあった。
●アメリカーノはブラックコーヒーではないけどね。エスプレッソにお湯を足したものだ。
●フラットホワイトとホワイトコーヒーも別物だよ。
コーヒーは世界中で飲まれているドリンクだけあり、あーでもない、こうでもないと、意見したくなるようです。