渋谷スクランブル交差点から大津波が発生…ハイテクなサーフスポットが出現
難しそうだしお金もかかりそうだしで、なかなか気軽に始められないスポーツの一つ、サーフィン。一度はやってみたいと誰しも思いますが、せっかく行っても波や天気に恵まれなかったら…と思うと、どうしても二の足を踏んでしまうものです。
しかし渋谷に新たに出現したサーフスポット『BIT WAVE SURFIN'』は、天候に関係なく、なんの道具もなく楽しめて、しかも場所は…渋谷の駅前!?
しかもその波の発生源は、なんと渋谷スクランブル交差点の人の波だそうなのですが…一体何がどういうことなの!?
渋谷の人の波を乗りこなせ!ハイテクサーフスポット『BIT WAVE SURFIN'』 が出現
渋谷駅と直結したこのランドマークはおよそサーフィンとは無縁のはずですが、行ってみるとそこにはド派手なブースに集まる多くの人々。さらにそこからは、時折歓声も聞こえる…!?
荒ぶる大津波、それに呼応するように大きく揺れるサーフボード …そこにはハイテクの力で具現化した、全く新しいサーフスポットが誕生していました。
このアトラクションは、イメージソース、NTT、カケザンの共創プロジェクトから誕生した、デジタルサーフィン『BIT WAVE SURFIN'』。9月17日までの期間限定で設置されています。
都市空間で楽しむデジタルサーフィンをコンセプトに開発されたそうですが、その波の発生源は…なんと渋谷のスクランブル交差点を歩く、人の波。
その仕組みを簡単に説明すると、リアルタイムのスクランブル交差点の映像をAIが解析。横断する歩行者の人数や歩き方、さらにディープラーニングに基づく性別や年齢の解析結果を元に、仮想の荒波が生成され、それに乗れるというもの。
簡単に言ってしまえば、渋谷の人波をデジタルの水の波に変換し、それに乗って楽しもうという、前代未聞のデジタルサーフィンアトラクションなのです。
渋谷の海でレッツサーフィン!
とりあえず仕組みはわかりましたが、波の良し悪しは乗ってみないことにはわかりません。
そこでらばQ屈指のサーファー、ぜろんぱ編集長にチャレンジしてもらいました。まあサーファーと言っても、ネットサーファーなんですけどね。
「あの俺…サーフィンもスノボもやったことないんだけど…?」
スクランブル交差点の歩行者信号が青に変わり、歩行者が歩き出すと、画面に大量にトラッキングマーカーが出現。そしてAIの解析が進むと…
画面が飛び散り、突然現れる大海原。そして揺らめき出すサーフボード!へっぴり腰で慌てる編集長!
「おっ…おおおぉぉ!?」
穏やかな海もほんの束の間、ビッグウェーブとなって編集長に襲いかかる、渋谷の人の波。
「ちょ…激しい!待って…おおぉぉ!!」
この時スクランブル交差点から生み出された波は、背丈を超えるほどの大津波に。お昼前の人混みでさえこれだと、人の多い夕方はどうなっちゃうの…!?
なんとか荒波を乗り越えると、AIが解析した人々が浮かび上がり…って、一度にこんなに解析しているの!?今のAI技術、凄すぎる…!
終わりかと思いきや、舞台は超空間ワープの荒波へ!?
ワープを抜けたその先は…そこはいつもの変わらぬ渋谷のスクランブル交差点。
かなり激しいサーフィンを楽しんだ気がしますが、時間にするとわずか1分ほど。しかしはじめての体験のせいか、体感時間はもっと長く感じられたようでした。
ニッコニコではしゃぐ編集長。子供か。
ただしこのシステムには、90kgの体重制限があるのでご注意を。
あまりに編集長が楽しそうだったので、私もやりたかったのですが、2kgオーバーで乗れず…編集長だけ楽しむなんてずるい…!
ちなみに高度なテクノロジーの裏側がどうなっているのか、気になって仕方なかったので、お願いして見せてもらうと…うはっ、何がなんだかわからないけど凄いことになってました…!
BIT WAVE SURFIN' は渋谷マークシティ1Fで稼働中、ただし9月17日まで!
渋谷のど真ん中に出現したハイテクなサーフィンに、道行く人々は次々に目を奪われ、多くの人が楽しんでいました。
このBIT WAVE SURFIN'は無料で楽しめるアトラクションですが、稼働期間は9月17日までと短いので、気になる方はぜひお早めに。
稼働時間や詳細な場所など、詳しい情報はこちらからどうぞ。