ベネチアにピンクフロイドが来たときは…見たことのない景色になった
イギリスのロックバンド「ピンク・フロイド」は、プログレッシブ・ロックの先駆者として知られ、1970年代のプログレッシヴ・ロックにおける5大バンドの1つに数えられます。
1989年にベネチアでコンサートを開催したところ、水の都の景色を一変させるほど盛り上がったのだとか。
当時の風景をご覧ください。
Pink Floyd plays in Venice 1989 from r/OldSchoolCool
完全に飽和状態!
当時の人気がうかがえますが、これだけ水際に密集していると誰か溺れてしまわないか不安を覚えます。
人が大入りだったという点では成功でしたが、準備不足やその後の混乱や破壊から、大失敗とみなされているそうです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●ベネチアは大群衆を受け入れる準備が全くできておらず、コンサートの1週間後に市の職員が一斉に辞めた。
観客20万人(市民は6万人)が大きな破壊をもたらした。300トンのゴミや500立方メートルの空き缶やボトルを残していった。そして市が十分な簡易トイレを準備していなかったので、多くは壁や記念碑に向かって用を足していた。
↑少なくとも辞職できたんだな。うちの国なら昇進されていたよ。
↑アメリカのことかい?
↑上に落ちていくってのがアメリカのモットーになってるんだ。
↑なぜ川に囲まれているのに記念碑に向かって用を足すんだ。
↑通りで用を足すときはどこに自分を向ける?
●今日、ベネチアは学園都市くらいの大きさだと知った。
↑ベネチアは地理的にもとても小さいよ。6万人が住んでると聞いて驚くほどさ。
↑ディズニーランドくらいだよ。今はさらに少なく5万5000人くらい。だが滞在人口は12万人くらい。観光客が6万人くらいいる。ほとんどのビジネスは観光業で、みんなメインランドから通勤している。ベネチアにあるアパートはほとんどがホテルかAirBnB(宿泊施設・民宿を貸し出す人向けのWEBサイト)にされている。
↑300トン? それは1人当たり1.5kgだがそんなにどうやって?
↑空き缶や食品の容器などだが、ほとんどは外国から来ているので1拍か2泊する間にそれくらいのゴミが溜まる。
●湿気のある環境で、大きなコンサートに参加するというアイデアが嫌だ。
↑それはイギリス人への皮肉か。
(※イギリスは雨が多い)
●これは映画でサメのシーンが始まる状況だ。
●簡易トイレを準備していないのは失敗だな。
●ライフハック:コンサートをベネチアでやってはいけない。
●哀れで、とんでもなくぐちゃぐちゃな状態に見える。
イベント後のゴミ問題は想像を絶することになりがちなので、事前の準備は必須ですね。