2018年11月05日 18:00

米粒に絵は描けるのか!?世界最高レベルの微細切削加工で人気マンガを描いた映像『米米米米』が異次元すぎる

 


わずか5mmほどの極小のキャンバスに描かれた米粒アート。

テレビやネットでも時折話題になりますが、もしも世界最高水準の微細切削加工で絵を描くと、どんな作品ができるのでしょうか。

クボタが公開した『米米米米』(べいまいべいべー)がスゴいことになっていました。

米粒に描かれたラブコメの名シーン…クボタのお米への愛が溢れすぎた『米米米米』がスゴい!

【ラブコメで、LOVE米!?】クボタ LOVE米プロジェクト 特別映像「米米米米」 - YouTube

この映像は、クボタがお米への愛を込めて制作した、クボタ LOVE米プロジェクト 特別映像『米米米米』(べいまいべいべー)。


小学館の人気ラブコメ5作品「『アフロ田中』シリーズ」、「うる星やつら」、「からかい上手の高木さん」、「ツルモク独身寮」、「ハヤテのごとく!」の名シーンを、キュウソネコカミの音楽に乗せてつなぎ合わせたストーリーとなっているのですが、やはり驚かされるのはその緻密な描写。


なにしろ描かれているキャンバスは全て米。これほど小さなキャンバスに、吹き出しの文字が読めるほど細かく刻み込む微細切削加工もさることながら、これだけの数を制作するのにどれだけの時間を要したのか、想像しただけでも気が遠くなりそう…!

クボタ LOVE米プロジェクト 特別映像『米米米米』(べいまいべいべー)

米粒に絵を描くのはどれだけ大変なのか?試してみた


ところで、米粒に絵を描くって、どのくらい大変なのでしょう。

医療の現場では米粒より細かい神経や血管を、人の手で繋いだりする訳ですし、人間は細かな作業は苦手ではないはず…!

そこで、実際に人間の手でどこまで米粒に絵を描けるのか、試してみました。


米粒を手にとってみると…米が指に隠れて書けない…!


テープに貼り付けて描くも、極細ペンなのに線がこんなに太い…。


目を描くだけで精一杯。


意地になってルーペ台を購入。


…遠近感が掴めなくなって、余計に書きにくい!


頑張ってみましたが、なんて描いてあるか読めない…。

素人の手では絵はおろか、米1粒に文字を1〜3文字入れるのがやっとでした。次元が違いすぎる…!

クボタ LOVE米プロジェクト「米米米米」メイキング映像 - YouTube

ちなみにメイキングによると、『米米米米』に登場した米粒は、乾燥して割れないように湿度を60%に保ち、20ミクロン(髪の毛の1/4の細さ)の刃で1粒あたり5〜6時間もかけて微細切削加工されたものだそう。

ここまで来ると、もはや実現の過程さえもアートと言えるレベル。どれだけ手間がかかっているんだ…!


米粒という加工には不安定な素材を、世界最高レベルのマシンで職人が細心の注意を払って加工してようやく完成したこの映像。素人がちょっとやそっと挑戦したくらいでは、到底たどり着けない領域であることを思い知らされました。

知ってほしい、お米のこと

これだけの手間暇をかけて作られた映像ですが、クボタが伝えたいのは、微細切削の加工技術ではありません。

そう、本当に知ってほしいのは、みんな知っているようで知らない、お米のこと。


「この50年でお米の消費量は半分に。」

えっ!?ダイエット志向が原因なのでしょうか…?


「スギ花粉症治療のお米が開発中。」

一刻も早く実現して欲しい…!


「玄米にはアンチエイジング効果がある。」

ちょっ…それもっと詳しく!

これは一部ですが、映像には面白い・ためになるお米にまつわるトリビアがいろいろ。

世界からも注目されつつある、日本の食文化の中心でもあるお米。その現状を知っておくためにも、『米米米米』は必見ですよ。

クボタ LOVE米プロジェクト 特別映像『米米米米』(べいまいべいべー)

全然見えないほぼ実寸大バージョンも公開中

ちなみにこれは、『米米米米』に登場している米粒が如何に小さいかを表現した動画らしいのですが、全く見えない…

しかも、最近話題の8K映像として制作しているそうです。

まさに、細かすぎて見えない…!

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