2018年11月08日 19:42

ハーバード大の研究者が「異星人の宇宙船かもしれない」と発表…天体観測史上初の謎の物体「オウムアムア」

 

オウムアムア00
2017年10月に発見された謎の天体「オウムアムア」“Oumuamua”。天体観測史上初の太陽系外から飛来した恒星間天体であると話題を呼びました。

極端に細長い葉巻型の形状(全長400m)をしていることから、当時からUFOやSFファンから宇宙船ではないかとの声が上っていたのですが、妄想やフィクションの話だとは言い切れなくなってきました。

ハーバード大のエイブラハム・ローブ教授と研究チームが「異星人が意図的に送り込んだ偵察宇宙船の可能性がある」と発表したことで、世界中の天体ファンをざわつかせています。

Oumuamua may be alien light sail: Harvard astronomers

オウムアムア01
あくまで可能性の話であり仮説の1つに過ぎないのですが、ハーバード大の研究者が「完全に機能している宇宙探査船かもしれない」という論文を投稿しました。

論文には「太陽から遠ざかる際に想定以上の速度を示したことから、高度なテクノロジーによって太陽光による圧力で進む太陽帆によって推進力を得ているのではないか」といった根拠が示されています。

オウムアムア02
ただし正体が宇宙船であったとしても、(母船や母星と通信するための)電波が観測されていないことから、すでに機能を失っているか、スペースデブリだろうとのことです。

異論や反論も大きく、残念ながら他の研究者からはあまり高い支持を得てはいないようですが、こうした議論が交わされるだけでも夢のある話ですね。

関連記事

 
Twitter facebook はてブ コメント ご意見
 
コメント欄を表示する(4)
最新記事

スポンサードリンク
以前の記事


らばQは、世界中から役立つ・面白いニュースの話題をお届けするブログサイトです。