通学中にソーラー発電した電気で宿題を…コートジボワールの子どもたちにソーラー・リュックを提供するプロジェクト
発展途上国には電気が通っていない地域も多く、日没後には宿題をすることさえ困難な子どもたちがたくさんいます。
コートジボワールの村では、子どもたちにソーラーパネルの付いたリュックを提供することで解決しました。
Ivorian solar backpacks used for study | Africanews
Solar backpacks help kids study after sunset in Ivory Coast - YouTube
慈善団体“Yiwo Zone”は、赤道直下の村アエピアの子どもたちにソーラーパネル付きのリュックを提供。
通学中に充電された電気によって、LEDが照らされる時間は3時間ほど。これによって日没後に子どもたちが宿題をすることができるようになりました。
リュックのコストは1万3000CFAフラン(約2500円)。ガボン、マダガスカル、ブルキナファソでも販売されているとのこと。
LEDの利用が帰宅後ならソーラーパネルは自宅に設置したほうが合理的ではないかと疑問が浮かぶところですが、慈善団体のメンバーによるとリュックに付けた理由は2点あるのだとか。
1つは、LEDの明かりは完全に子どもたちのものであり、家族が家事のために利用してはならないと言うメッセージになること。
もう1つは、貧困な農村では通学用バッグを持てない子どもたちが多いこと。
ソーラー・リュックの普及が広まることで、電気の通っていない地域の子どもたちにとって一石二鳥の学習環境が整うのを期待しているとのことです。