「プラシーボ効果でガンが治った患者は、偽薬だと知った途端に再発した…」海外の反応
ガンを患者に告知するかは、家族と本人との間で決めたり、国や文化差が大きい問題です。
1957年に末期ガンを患った男性が、偽の治療薬を与えられるとプラシーボ効果(※)により腫瘍が消えたそうです。
(※薬効成分を含まない偽薬でも、患者が正しい治療薬だと思い込めば病状が改善する現象)
ところが……。
TIL In 1957, a terminal cancer patient was given a worthless drug that caused his tumors
1957年に、カリフォルニア州ロングビーチの病院でガンを宣告されたライト氏。馬の血清がガンに有効だと説明された上で治療を受けたところ、プラシーボ効果により奇跡的に腫瘍が消えてなくなりました。
ところが2か月後、馬の血清が偽薬であるという医学レポートを読んでしまい、事実を知ったとたんに彼のガンが再発してしまったというのです。
偶然が重なった可能性もあり、信憑性に疑問の残るエピソードではあるのですが、プラシーボ効果は頭痛などには一般的な痛み止めと変わらない効果があると言われており、強い意思が治療に影響を与える可能性はあるとのことです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●前に掲示板で読んだことがあるが、アジア女性が手術不可能なガンにかかり、余命6か月と宣告された。高齢だったこともあり家族がその事実を隠すことにした。すると彼女はその後10年生き続けた。
↑日本では患者にガンの病名を隠すのは一般的。
↑本当? 違法ではないの? 医者として患者にどんな病気を持っているかを伝えるのは義務ではないの? 医師が言わない場合に訴えられたリしないの?
↑アメリカではそうかもしれないが、日本だからね。
↑上司が中国人で、彼女の父親は肝臓ガンだが、誰もそのことを伝えていない。法律についてはわからないが、言わないケースもよくある。
●アメリカでさえ、子どもの治療をしているときは両親が子どもに情報を伏せることはできるよ。
●カナダに住んでいるけど親戚がマレーシアにいる。祖母が末期ガンになったとき、マレーシアにいる家族は彼女に伝えることを拒否した。カナダ側の親戚はみんな言うべきと言った。
イギリスで研修を受けた医師は患者に伝えたがったが、家族の意思を尊重した。緩和ケアを勧めたけど、家族はそれすら拒否していた。それはあきらめることだった。
痛み止めも与えなかったので、彼女は苦痛に苦しみながら亡くなった。彼女は情報を与えられなかった。80代だったが認知症ではなく、そのことに今も怒りを覚える。
●うちの祖父もガンにかかった。彼は誰にも言わないことに決め、無視することにした。そして50年ほど生きた。再び彼が入院したときに家族がそのことを知った。
●真実を知る=死
↑嘘をついてくれ。とても甘い嘘をついてくれ。
↑自分のガンが消え去るって嘘をついてくれ。
●ということは、それが効くと信じれば、エッセンシャル・オイルでもガンを治すのか?
↑正しい言い方は「オプショナル・オイル」だな。
●病院で働いていて、肝臓や膵臓の移植手術をする患者を見てきた。そのような手術でも心の持ちようが大きな要素を占める。簡単に改善したり死んでしまったりが、態度ひとつで変わる。
●これは1998年の記事だけど、その後のアップデートはある?
↑彼はまだ死んだままだと思うよ。
●ずっと黙っておけばよかったのに。
●まるで友人から回ってくるフェイクメールみたいな内容だな。
告知するのが当たり前な文化の欧米人からは、本人に伝えないケースを驚いていました。
告知しないアジアで回復率が高いわけでもないので、プラシーボを過信してもいけないのでしょうね。