自転車レースで優勝した90歳男性、ドーピング違反で世界記録がはく奪されたけど…ドーピング違反の世界記録を更新する
昨年の夏に自転車トラックレースの全米大会で優勝した90歳の男性が、ドーピング違反が発覚して失格となり、世界記録もはく奪されました。
その代わりに、ドーピングによって記録をはく奪されたアスリートの、最高齢世界記録を更新したそうです。
90-year-old cyclist stripped of world record after failing drug test
PHOTO: Carl Grove had his 90-94 sprint title stripped after testing positive(Facebook: Men of Steel Racing)
カール・グローブさん(90歳)は、2018年7月に開催された全米マスターズトラック選手権の個人パシュート・90〜94歳のカテゴリで、3分6秒129の世界記録を樹立して優勝しました。
自転車競技に90歳以上のカテゴリがあることにも驚きですが、残念ながらレース後の尿検査で禁止薬物のトレンボロンが検出されました。
アメリカの反ドーピング機関(USADA)によると、どうやら前日に食べたお肉に含まれていた可能性が高いとのこと。
意図的なものではなかったようですが、今後も健康を維持して、新たな90代の世界記録を期待したいところですね。