2019年01月08日 21:09

「現代のロビンフッド?」金持ちのお金を貧乏人に流していた銀行員が逮捕される

 

ロビンフッド
中世イングランドの伝説的英雄として知られるロビン・フッド。

人気の理由は、貴族や聖職者などから富を奪い、それを貧しい者たちに分け与えた義賊だったことによるもの。

実在が証明されていない架空の人物のようですが、イタリアの銀行員が似た様なことをして逮捕されました。

TIL about Gilberto Baschiera, an Italian banker heralded a as modern-day Robin Hood.

ジルベルト・バスキエラ容疑者は、100万ユーロ(約1億2400万円)を盗んだ罪で逮捕されました。

銀行の支店長だった彼は、裕福な客の口座から少しずつお金を移動し、貧しい人の口座に移していたのです。

ただし自分の懐には1銭も入れておらず、そのことが理由で刑務所に入らずに済んだのだとか。

発端はサブプライム問題後の2009年の頃。ローンが降りない客のためにお金を回し始め、7年も続いていました。しかしながらお金を返せない顧客がいたことから事件が発覚し、御用となりました。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●ひどいこと言うつもりもないが、彼が助けようとした貧しい人々にとっても良いことではない。
目に見えないラインに立たせることになるので、最初から支払いができないリスクを負わせることになる。それがアメリカの2008年のサブプライムローンだったのでは。
ただしアメリカでは富を持つものが奪われたわけでもなく、政府から助けももらえたが。

↑彼は盗んだお金は自分のものにしていないが、客に出したローンから恩恵を受けてないかな。利益だとか、ノルマの達成だとかさ。

●アメリカもローンの降りない人にローンを降ろして経済をぐちゃぐちゃにしたので、それはやっちゃいけないんだよ。

●彼は職を失い、家を失い、もう少しで刑務所に入るところだった。混乱した善は、物語のように良い結果になるとは限らない。

●ロビン・フッドだってシャーウッドの森に隠れていたして、贅沢な暮らしをしたわけではない。

●それにロビン・フッドと同じじゃない。ロビンフッドは富を奪ったが、その富はそもそも貧しい人々から奪われたものだった。この男性は裕福な人から単に取っただけで、その裕福な人々がいい人かどうかも確認されていない。

●自分もこれは善とは言わない。彼は泥棒でそれだけだ。他の人のために盗むことが良いことにはならない。

●他人のお金だと気前よくなるのは簡単だ。

●ロビン・フッドは政府からお金を奪ったのであって、裕福な者からではない。


やはり、盗みは盗みという厳しい意見が目立っていました。

義賊が支持されるのは、権力側が横暴で非道だったロビンフッドの時代だからこそなのでしょうね。

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