「トルコには、まるでパソコンがクラッシュしたような街がある…」ゴーストタウンとなった哀しい景色
今どきのパソコンは安定するようになりましたが、昔のWindowsは長時間使っているとクラッシュやフリーズが頻発し、ときにはマウスを動かすと上の画像のような残像ができました。
トルコには「WindowsXPがクラッシュしたときにマウスを動かしたような街がある……」と、海外掲示板で話題になっていました。
どんな姿なのかご覧ください。
When Windows XP is crashing and you drag the mouse around the screen from r/funny
おお、まさにWindowsがクラッシュしたときに、マウスでドラッグしたような景色!
そう思うほど同じ建物が横にも後ろにもびっしり。
トルコ北西部の山奥に732戸が立ち並んでいるそうですが、実はこの一帯は住人どころか誰もいないゴーストタウンになっているのだとか。
2014年に中東の富豪向けに、豪華な別荘とショッピングセンターを用意するプロジェクトだったのですが、1億ドル(約108億円)を投資した段階で実施企業が破産。プロジェクトは頓挫している状況だそうです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●ここに住んでいるところを、そして酔っぱらって朝の4時に帰宅したところを想像してみよう。
↑ハハハ、酔っぱらってホテルに戻ろうとしたときのことを思い出すよ。もう廊下の全てのドアをノックしたよ。すると違う階だったんだ。正しい階がわかってからは、5つ目でいけたよ。
●これはどこ?
↑トルコの新しく開発されているところらしいが、あまり購入者はいないらしい。
↑なぜだろう。
↑全てのお金を家に使い、道路に使ってないから。
↑トルコに行ったことがある?
それはかなり正確だよ。あとここがトルコだと確実なものにしているところは、既に2000年ほど前からある物の上や横に建てること。
●ここはブルジュ・アル・ババスと呼ばれているよ。別の角度の写真。
●何もないところに、すごくたくさんある。
小さな町は温泉とモスクで観光客がいるが、それらの家が移住者で埋まるほどではないと思う。休暇用のレンタルにしているのかも。
(Google マップ)
↑なんか怪しいな。違法なお金のロンダリングとかそういうのかな。わからないが。
↑トルコで25万ドル以上を不動産に使えば、即、市民権をくれる。
↑ギリシャもいっしょだよ。それがEUへのアクセスになるんだよ。
●「エイジ・オブ・エンパイアで対戦しよう。ズルはなしだよ、OK?」
「もちろん」
●まだあるかわからないけど、何年も前に夫の祖父母はシチリア島(イタリア)の、地震で完全になくなってしまった町に住んでいた。政府が家を再建したときは、こんな風になっていた。とてもおしゃれなイタリアン・スタイルでドアまで全て同じだった。
↑装飾屋はすごく稼いだと思うよ。
●誰もお隣と全く同じ家に住みたいと思わないだろう。
↑どうしたら投資家たちの全員が、こういうプロジェクトを悪いアイデアかもしれないと考えずに済むのだろう。
↑そこまでの詳細を聞かされていないのだろう。
●本当にそれはトルコでリアルな街だった。
Bolu'da Araplar icin insa edilen "satolar" elde kaldi - YouTube
↑うわ、もっとひどかった。本当にコピー&ペーストがそこら中。
●これは主にアラブのバイヤーのためで、だいたい50万ドルくらいしたが、景気低迷のときに倒産した。
●「えっと、うちは5番目の左側で……おしゃれなとがった屋根で…バルコ…ニー…、えっと迎えに行くよ」
仮にプロジェクトが順調だったとしても、利用者は迷うこと間違いなしですね。