「野生のウォンバットとの自撮りはやめて…」オーストラリア観光局が自重を呼びかける
オーストラリアに生息するウォンバットはコアラに近い種族で、見た目も似ていることから地上のコアラとも呼ばれています。
野生のウォンバットが多いマリア島には多くの観光客が訪れるのですが、近年の自撮り文化によって、おとなしいウォンバットに近づいたり、赤ちゃんを抱き上げたりする人が増え、野生環境が乱されているのだとか。
そのため観光局では、自重を求めることにしました。
マリア島は、オーストラリアの南側にあるタスマニア島の東にある無人島。
国立公園に指定されている観光地で、ウォンバット、パデメロン、フォレスターカンガルー、ベネットワラビー、タスマニアデビルなど、多くの野生動物たちが暮らしています。
ところが最近はインスタ映えのする写真を求める人が増えたことで、野生動物に対するマナーが乱れてきているとのこと。
そのため観光当局では、英語や中国語で書かれた誓約書を発表しました。
「ウォンバット、あなたが私のそばを通り過ぎたときに、私は自撮り棒であなたを追い掛けたり、あなたの赤ちゃんに近づきすぎないことを誓います」
どうしても自撮りや抱っこしたい人は、タスマニア島のトロワナ野生動物公園に保護されたウォンバットとの「ふれあいコーナー」が用意されているので、そちらを訪れてほしいとのことです。