2019年02月09日 22:14

「妻は車を売る代わりにプレゼントすることにした…」称賛されていた売買サイトのやりとり

 

妻は車をプレゼントした
欧米では自動車の個人売買は頻繁に行われています。

海外掲示板で、車の売り主と買い手のやりとりが多くの人から称賛を受けていました。

どんな内容だったのか、ご覧ください。

The opposite of r/ChoosingBeggars - my wife trying to sell her car.

会話は以下の内容でした。

売り主「しばらくすると新しいタイヤ交換が必要かもしれませんが、それ以外は特に悪いところはありません」

買い手「1200ドル(約13万円)はありがたい値段なのですが、来週まで待ってもらうことはできますか? 車はとても必要なのですが、来週税金が戻ってくるまで払えないのです」

売り主「ごめんなさい。すでに他の人にも車のキープはしないと伝えてあります」

買い手「了解しました。実は私の払える範囲内で動く車を見つけるのは難しく、今は母の車を借りているのですが、母と私の通勤と娘を幼稚園に連れて行くのが困難で、それをなんとかしたいと思っていたのです。来週税金が戻ってくるといいのですが」

売り主「大丈夫ですよ。この車を必要としている人に渡ってほしいので、あなたが必要なら、ぜひどうぞ」

買い手「ありがとうございます! 振り込まれたらすぐに連絡しますね。とても嬉しいです」

売り主「いえ、この車を無料でどうですか。私はこの車を本当に必要な人に渡ってほしかったので、無料では出品しなかったのです。無料にすると転売目的で手に入れる人がいるでしょうから」

買い手「え? 真面目に言ってます? そんなわけにいきません。値段はそれでいいのです。ただ、今は支払えないだけなのです」

売り主「真面目に言ってますよ。車を必要な人に差し上げたいのです。本当に必要だと思えるので、これはあなたのものですよ。お金も要りません」

買い手「泣けます……冗談で言ってます? でも、なぜそんなことをしてくれるのですか」

売り主「いえ、冗談じゃないですよ。私にはもう必要はなく、きっと誰かに必要だと思ったのです。あなたが使うと知って嬉しいです。今日か明日、会えますか?」

買い手「本当ですか? とても興奮して、信じられません! これが私と子どもたちにとって、どんな恵みとなっているかきっと想像もつかないと思います。おーまいがっ。本当に今、泣けてきました。はい、いつでもお会いできます。でも本当に今は支払いはできないのです」

売り主「笑。お金は必要ありませんってば! 本当に(おそらく登記のためのお金以外ですけど)。他に助けが必要ならそれも教えてください。あなたにすぐに運転してもらいたいのです」

買い手「本当にありがとう。これって現実かしら? まるで夢みたい」


これは投稿者の妻が、すぐに支払いの出来ない相手に、無料で車をプレゼントすることにしたやりとりだそうです。

驚いた買い手の女性が、心から感激している様子が伝わってきますね。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●こういうのは自分の冷たく疲れ切った心を暖めてくれる。

↑同じく。自分も泣きそうになったよ。

●ねぇ、君の奥さんは天使なの?

●これはすごいよ。あなたの妻はすばらしい人だと思う。

(投稿者)最近、妻は新車を手に入れたんだ。
そうしたら彼女は古い車を人にあげると言う。最初は個人売買サイトに無料で出品するつもりだったが、それはあまりグッドアイデアではないと僕が止めた。きっと業者や必要ではないけど無料なら欲しい人が求めると思ったからね。
そこで相場よりちょっとだけ安い1200ドルで出品することにした。なぜならその値段辺りで車を探している人は本当に必要としている人だろうから。昔、僕らも同じような状況を体験したので、1200ドルを必要とする誰かを助けてあげたいと思った。
今日その女性に会うけど、妻は所有者登録をするための500ドルも負担すると思う。その分で新しいタイヤ(あるいは他の何でも)に使えるように。

↑もしかしたら彼女はその500ドルを断ると思うよ。いい人そうだから。

↑ダッシュボードにメモといっしょに隠しておくといいよ。

(投稿者)わお、ありがとう。500ドルはダッシュボードに入れて、ちゃんと見つけるようにメッセージを送るよ。自分なら何も考えないで車を売ったと思うけど、確かに妻はとてもいい人だよ。私たちはもうそれほどお金は必要としない状況なので、妻がそれをしてあげることを嬉しく思う。

↑買い手の女性も、いい反応だね。その返答を見るだけでも、いい人そうなのが伝わってくる。

(投稿者)僕もその女性がそんな風に返事をしてくれて嬉しい。「よかった、じゃあ車をちょうだい、ありがとう」って言う可能性もあったろうから。

●とてもスイートだよ。似たようなことがうちの両親にもあった。父親が最近職を失い、母親は4人の子どもの専業主婦だったので生活は極端に苦しかった。さらに車が壊れた。両親は必死でお金をかきあつめて最も安い車を買おうとしてFacebookで募集すると、とてもやさしい高齢の女性が「もう運転しないバンをあげる」とメッセージしてくれた。感謝でいっぱいの出来事だった。


車社会で車が故障すると、生活苦の人には死活問題となるだけに、きっと天使が現れたような幸運に感じたに違いありません。

この後、投稿者はいくつかの報道機関から連絡を受けたそうですが、辞退するつもりだとのことです。

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