ナポリにある彫像の「網の表現」が恐ろしいクオリティ…これが大理石!?
こちらはイタリア・ナポリのサン・セヴェーロ礼拝堂にある「暴かれた欺瞞」という18世紀の彫像なのですが、近くで見ると恐るべき技法に驚くことでしょう。
なぜなら……網に見える部分までもが大理石で出来ているのです。
LA CAPPELLA SANSEVERO PER "MUSEUMS OF THE WORLD" DI IKONO TV - YouTube
The net is also marble
網の部分も大理石と言われても、にわかに信じられません。
作者はジェノヴァ生まれの彫刻家フランチェスコ・ ケイローロ“Francesco Queirolo”(1704-1762)で、トレビの泉にも関わっています。
どんな風に彫れば、大理石でこんな表現が可能なのでしょうね……。
ちなみに、この礼拝堂で最も有名な作品は、中央にある「ヴェールに包まれたキリスト」像。(1753年:ジュゼッペ・サンマルティーノ作)
サン・セヴェーロ礼拝堂:地下鉄のCavour(カヴール)駅から徒歩10分
営業時間:10時〜17時40分(日、祝は〜13時10分)定休日:火曜
(Cappella Sansevero - Wikipedia)