「裸のモナ・リザ」がダ・ヴィンチ本人の作品だった可能性が濃厚に…ルーブルの専門家が検証
16世紀に描かれた裸婦画「モナ・ヴァンナ」はレオナルド・ダ・ヴィンチのアトリエで描かれた作品であり、「モナ・リザ」に酷似していることから作者が誰なのか長く論争の的になってきました。
ルーブル美術館の専門家が検証したところ、ダ・ヴィンチ本人が手掛けた可能性が濃厚になったとのことです。
Nude 'Mona Lisa' may be by Leonardo, say experts - The Jakarta Post
左が「裸のモナ・リザ」とも呼ばれる「モナ・ヴァンナ」、右が本家「モナ・リザ」。
「モナ・ヴァンナ」は木炭画で、現在はパリ北部のコンデ美術館が所蔵しています。
「モナ・ヴァンナ」の両手や体が「モナ・リザ」とほぼ一致。
左上から右下に描かれていることから、作者は左利きの画家。
輪郭をぼかして描く、ダ・ヴィンチが好んだ手法が使われている。
以上のことから、専門家は左利きの天才として知られるダ・ヴィンチが大部分に関与している可能性が非常に高いと述べています。ただし絶対の確信までは至っていないとも付け加えています。
完全に判明してしまうより、あれこれと想像の余地が残っているほうがロマンがあるかもしれませんね。