「美術界のインディ・ジョーンズ」がピカソの絵画を20年ぶりに発見…価値は30億円以上
オランダ人のアーサー・ブラントさんは「美術界のインディ・ジョーンズ」の異名を持つ美術品専門の探偵。
1999年にフランスで盗まれて以来、行方不明となっていたピカソの絵画を20年ぶりに発見したとのことです。
Kunstdetective vindt peperdure Picasso die in 1999 van sjeik werd gestolen
見つかったのは1938年にピカソが描いた「ドラ・マールの肖像」。
当時の所有者はサウジアラビアの大富豪で、1999年にフランス南部のヨットから盗まれて行方不明となりました。
ブラントさんは2015年から捜索を開始。4年に渡る調査の末、犯罪組織が武器や麻薬の取引の際に、この盗品を担保にしていることを突き止めました。
その後、合法的にこの絵画を入手したというオランダ人の代理人と交渉し、現在は保険会社が確保しているとのこと。
専門家が鑑定した結果、たしかにピカソの描いた本物で、その価値は2800万ドル(約30億円)は下らないとみられています。
ブラントさんは、過去にも多数の失われた美術品を見つけ出したとのことで、「インディ・ジョーンズ」の名にふさわしい実績を上げているようです。