空前の大型詐欺…フェイクの新空港を2700億円で国際銀行に売却した男
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ナイジェリアからよくスパム詐欺メール(※)が来ることは知られていますが、まさに国家レベルの詐欺。 (※ナイジェリアの手紙 - Wikipedia)
エマニュエル・ヌウーズは1995年から1998年にかけて別人になりすまし、銀行から新空港への投資目的で巨額資金を引き出すことに成功したのです。
騙されたのはブラジル・サンパウロに本社があったバンコ・ノロエステ“Banco Noroeste”銀行で、その後倒産しています。
銀行が失った額は、1億9100万ドルと利息の計2億4200万ドル。銀行史上3番目に大きな犯罪でした。
後に逮捕されたヌウーズは、裁判や刑務所でも賄賂や買収を働いたとのことですが、現在は別件の殺人罪で拘置されています。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●自分はナイジェリア人として、驚きと混乱のはざまにいる。
●なぜ銀行が空港を買うんだ?
↑それは彼に商人のスキルがあったからだ。
↑「空港を買いませんか?」
「よし」
↑銀行は投資をしなくてはいけない。空港に投資したかったんだろう。
↑でもほら、買う前に見に行くって……普通じゃない?
●きっと彼はナイジェリアの王子(※)なんだ。拒否をしてほしかったんだ。でないとそれなりの結果が待っている。
(※有名な詐欺メールがナイジェリアの王子を名乗っていたことから)
●これはスピーチスキルのスレに行くべきじゃない?
●銀行はどうしたらそんなにバカになれるんだ?
●これって合法?
●オレの質問は……どうやって?
●本当の話のようだ。
(Emmanuel Nwude - Wikipedia ※英語)
↑なんてこった。彼は基本的に罪を免れたんだ。ほんの数年ほど留置場にいたが、なぜか5000万ドルを取り返して過去10年はリッチに暮らした。現在はテロリストとして調べを受けているけどね。
↑そっちが理由で25年の刑務所送り。
2016年にウクポ“Ukpo”という町が200人に襲われるというテロ事件があり、そのリーダーの容疑で現在取り調べを受けているとのことです。
規模が大きすぎて理解が追いつかない人物ではあります。