「傑作と言われてる文学だけど…自分には合わなかった本を教えてください」回答いろいろ
名作と言われている本は一度は読んでおきたいものですが、評判の高いものでも自分には合わないことがあります。
この質問に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
Which book is considered a literary masterpiece but you didn’t like it at all?
●「緋文字」(ひもんじ)“The Scarlet Letter”―ナサニエル・ホーソーン
(1850年に出版されたアメリカ合衆国のゴシックロマン小説:緋文字 - Wikipedia)
↑それを読んだときは、本の舞台であるピューリタン社会と同じくらい悲惨だった。ただしエッセイの解釈は簡単。なぜならホーソーン(作者)は巧妙な描写に欠け、何を象徴しているかの説明を全部してくれるので。
●「大いなる遺産」“Great Expectations”―チャールズ・ディケンズ
(ディケンズがその経験を元にして書いた半自叙伝的な小説:大いなる遺産 - Wikipedia)
↑教師をしているけど、生徒が次の休暇中に読むと言っていた。心の中でやめとけと叫んだが、彼ら自身で発見させるべきだと思った。基本的なプロットは好きだが、読むのは嫌いだった。
●「ロミオとジュリエット」―シェイクスピア
授業で全部読んだけど最悪の悪夢だった。先生はどんな小さな発音のミスもすべて訂正していた上に、それまで一度も古典は読んだことがなかった。実際より2倍の時間がかかっていた。
●「戦争と平和」―トルストイ
自分の人生でそれほど頭に入らなかった本はない。シャンプーのボトルを数えることさえもそれよりましだ。登場人物の誰ひとり気にかけることもできなかった。トルストイ自身が墓から出てきて、頑張ってみろと言っても無理だ。
●「目覚め」“The Awakening”―ケイト・ショパン
(性的な感情を描き出した実験的な小説)
本当によく書かれた本だと思うが、おーまいがっ、登場人物全員が信じられないほど不快な人々で自己中心的で、読書中の毎秒がイヤな体験だった。
●フォークナーによって書かれた本ほとんど。長い文に余計な言葉が多いからである。
(ウィリアム・フォークナー - Wikipedia)
●うちの国(ラトビア)には「ハンガー・チャイルド」という退屈な本がある。
●興味深いのは、ここに上げられた本のうち、何冊が「読まなければいけない本」なのかってこと。
国語の時間に読まなければいけなかった本や、自分が選ばなかった本が含まれているかどうか。
どんな本にも相性があるので参考になるかはわかりませんが、学校などで強制的に読書させられた本には、いい思い出が残りにくいところはあるかもしれません。