ついに世界初のマラリア・ワクチンが接種開始…アフリカの3か国
WHOによると、マラリアは2016年だけで2億人以上が感染し、40万人が死亡していますが、長年にわたってワクチンの開発は難航していました。
しかし2013年に悲願であったワクチンの実用化に成功。4月24日、アフリカのマラウイでワクチン接種が開始されました。
Malawi Starts First Immunization Drive With Malaria Vaccine
ワクチンの名前は「モスキリックス」“Mosquirix”。
24日、マラウイの首都リロングウェで接種が行われました。数週間以内にケニアとガーナの2国でも開始される予定で、対象となる幼児は36万人の見込み。
長期の臨床テストによってワクチンの安全性は確保されており、接種によって感染確率を40%下げ、重症化する確率も半減するのだとか。
完全に感染を防ぐわけではないため、これまでの予防も併用していく必要はありますが、マラリアの蔓延を著しく減らすことに繋がるのではないかと期待されています。