「よく勘違いされている誤ったサバイバル知識はどんなものがある?」回答いろいろ
生きていくためのサバイバル術はいろいろ出回っていますが、中には正しくないものや間違って伝わっているものもあるので注意が必要です。
「サバイバル知識の中で、命を落としかねない誤った作り話は何ですか?」
この質問に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
What is a survival myth that is completely wrong and could get you killed?
●「ヘビを避けるために静かにしている」ほとんどの人はこう考えるが、実際は逆。
ヘビの出没ポイントでは、できるだけノイズを作るようにするのが正解。
人間がヘビを怖がるよりもヘビは人間を恐れる。大きな声で話したり、足音を立てながら注意深く観察するのがいい。
ソース:自分はオーストラリア人
↑そうだね。ルイジアナの沼地の人間だが、音を立てることでほとんどの危険は向こうから避けてくれる。こちらが気づかぬ間にね。
●「水を見つけたいなら飛んでいる鳥についていく」
鳥たちはひと晩中、ただ飛び続けているときがある。だから彼らに期待はできない。
↑水には魚の後をついて行かなくちゃね。
↑だからオレはいつも砂漠の冒険には金魚を持ち歩くんだ。
↑逆のバージョンを聞いた。「もし海で迷子になったら、鳥のあとをついて行って陸を見つけろ」とね。これは実際に真実。
●「ヘビに噛まれたところを吸い込む」
割とひどくなるケースが多い。
↑オーストラリアの医者だが、これは間違った知識だね。大事なことは毒で噛まれたところからリンパ系へ流れることや、血流に入るのを止めること。吸い込んではいけない。
噛まれたらじっとしているのが大事で、筋肉を動かすとリンパ系にポンプされることになる。理想は傷口を心臓より下にして、じっとしていること。
●アメリカでは行方不明の人を通報するのに24時間待たなくてよい。行方不明だと思えば通報できる。早く通報されるほどその人が見つかる可能性が高まる。
↑特に子どもの場合、行方不明の最初の24時間はハイリスクであり、特に誘拐されると76%が3時間以内に命を落とす被害者となり、88.5%が24時間以内に殺されている。
↑州によっては子どもの行方不明を通報しないのは重罪だよ。
●銃弾をそのまま残すより取り除くほうが危険。取り除こうとして生命をつかさどる器官を引き裂いてしまう恐れや、さらに奥へ押してしまう恐れがある。あるいは動かすことによってその人を出血させる原因となるかもしれない。
●人工呼吸は映画やテレビで過大評価されすぎている。心臓発作を起こした人を助けるとき、(胸部)圧迫を止めて口に息を吹き込むシーンになり、目を覚まして生き返る!
そうではない。圧迫を止めてはダメだ。
●冬のサバイバル状況で、水分を取るために雪を食べてはいけない。脱水症状よりも熱を雪によって失うことのほうが危険。入れ物に入れて温めるか溶かしてから飲むこと。
●サバイバル初期段階でありがちな間違いは、濡れずに暖かくしておく場所を作る前に、水や食糧を探すこと。
↑シェルター(避難所)、水、食料 この順番である。
●事故に遭ったら気張るのではなく力を抜く。力を抜いているときのほうが軽傷で済む可能性が高い。
●「草食動物は大人しくてフレンドリーで安全でそばにいても大丈夫」
真面目に言うと、牛や鹿も怒れば人を殺せる。野生にいるときには大きな動物には近寄らないことが大事。草食動物は攻撃的であることも結構ある。
サバイバル知識はあるに越したことはありませんが、誤った知識では逆効果。
映画やテレビドラマなどが正しいとは限らないようです。