子ども不足の韓国、読み書きのできないおばあちゃんたちも学校に入学できるように
日本は少子高齢化が深刻ですが、出生率においては韓国が世界最低水準で、2018年には出生率1.0を割りました。
そんな韓国で定員割れになった学校を活用するため、読み書きを学びたい高齢女性を募って子どもたちと一緒に入学してもらうことにしたそうです。
Running out of children due to the low birth rates, a school in South Korea is opening their doors and allowing illiterate grandmothers to enrol, so they can also learn to read. from r/Damnthatsinteresting
仲良くスクールバスに乗る、子どもたちと高齢女性たち。画期的な光景です。
子どもも高齢者も楽しそうにバスに乗っている様子を見ると、双方に良い影響を与える予感はしますね。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●この写真は、まるで高齢者が自分の町や田舎を守るために教育を受けることになった、感動的な映画ポスターみたいだ。
↑(太い声で)
「人口が激減する世界で、このおばあさんたちは絶滅の危機から救うために学校に戻らなくてはならないのだ」
●彼女たちが後ろに座って授業中に紙の玉を投げているところを想像したよ。
↑きっと投げるのは入れ歯。
↑あるいはホームメイドのクッキーとか。
●イギリスでもそれをやってほしい……大人が読み書きを学べるところがあまりない。ただしイギリスに学校の空きはないけどね。
●だれか韓国や日本の出生率が低い理由を説明して。
↑全ての先進国は人口置換水準(増加も減少もしない状態)よりも低い出生率。
世界的にも置換水準よりほんの少し上なくらいである。ただし日本や韓国ほど出生率が低いと労働力や経済の先行き不安から問題視されている。その不安から若者が家庭を持つことを困難にしている。これらの国だけの問題ではない。
ただし欧米との大きな違いは移民が不足していること。欧米では不足を移民で補っているので、出生率が1.5とか1.3でも問題がないかのような扱いになっている。
その点、韓国も日本も大きな移民を受け入れることには消極的で、この問題が深刻化している。
●しかしこの写真はかわいい。
●学校に祖父母と子どもをいっしょにすることは、子どもを奨励し、感謝するように育つと思える。そして高齢者も社交的な場を持てるので、Win-Winの関係だ。
●おじいさんは?
こうしたユニークな試みがうまく行くのか気になるところですね。