月は縮み続けている…NASAの探査機によって判明
月の大きさは地球のおよそ4分の1。地球形成とほぼ同時期に誕生しました(推定45億5000年前)。
NASAの無人月探査機「ルナー・リコナイサンス・オービター」の撮影画像を解析した結果、「月は縮んでいる」ことが明らかになりました。
Shrinking Moon May Be Generating Moonquakes(credit:NASA)
1万2000枚の画像を解析した結果、北極付近のクレーター「氷の海」が移動していることが確認されました。
月は地球のようなプレート運動がないため、これらのクレーターは活動していないと見られていました。
しかし徐々に冷却していくことで、表面に亀裂が発生し「痩せている」ことがわかったとのことです。
たとえるならブドウがレーズンのようにしなびている状態なのだとか。
ただし、縮むペースは数億年に50m程度。
われわれ人類が実感するのは難しいようです。