2019年06月23日 16:49

「ヘミングウェイが人生で抱えたトラブルは…何度見ても恐ろしくなる」

 

ヘミングウェイが抱えたトラブル
「老人と海」(ノーベル文学賞)、「誰がために鐘は鳴る」など、数々の傑作を残したアメリカ出身の小説家・詩人アーネスト・ヘミングウェイ。

彼の人生は小説以上に波乱万丈であることでも知られ、たびたび海外サイトで話題に上ります。

掲示板のコメントを含めてご紹介します。

TIL that Ernest Hemingway lived through anthrax

ヘミングウェイが病気や怪我に見舞われたのは、ざっとまとめたものだけでも以下の通り。

炭疽病、マラリア、肺炎、赤痢、皮膚ガン、肝炎、貧血、糖尿病、高血圧、2機の飛行機墜落、腎臓破裂、脾臓破裂、肝臓破裂、破砕椎骨骨折頭蓋骨。

よく生き延びたものですが、哀しいことに61歳のときにショットガンで自殺しています。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●ヘミングウェイのWikipediaは史上最高のアドベンチャー小説だよ。
アーネスト・ヘミングウェイ - Wikipedia

↑彼のエンディングは気が滅入るけどね……。

↑ヘミングウェイのお気に入りの読み物は、評価が高くファンの多い、文学の巨匠「F・スコット・フィッツジェラルド」とフランスでロードトリップをしたもの。
雨の伴う嵐に見舞われ、ずぶぬれになったとき、ヘミングウェイはフィッツジェラルドがいかに文句ばかりを言い、まるで赤ちゃんのようなふるまいをしたかを話している。2人はホテルを見つけ、フィッツジェラルドはベッドに横たわり、一晩中肺炎で死ぬんだと呻いていた。面白いストーリーだよ。

●飛行機の墜落事故は連続して起こった。2度目の墜落は、1度目でケガをしたから彼を運ぶときに起きたので1週間後だった。

↑映画「ファイナル・デスティネーション」の材料がそこにあるな。
ファイナル・デスティネーション - Wikipedia

↑彼の幸運はベトナムに従軍した大叔父を思い出すよ。彼は足を撃たれて、医療テントの中で座っているときにさらに別の銃弾に撃たれ、担架でヘリコプターに運ばれるときにさらに頭を撃たれた。彼は「アメリカ人が部分的に勝った理由は、ベトナム人が自分を撃つのに忙しかったから」とジョークを言う。

↑それは幸運なのか不運なのか。

↑ヘミングウェイはその2度目の墜落から頭でドアを叩いて脱出した。それは最もヘミングウェイらしいと80年代に書かれていたが、今でも彼は生きたかったのか死にたかったのか謎である。

↑彼は頭を窓に強く打ち付けすぎて、脳脊髄液が耳から出たそうだ。

●どんな墜落もヘミングウェイを殺せない。

●ヘミングウェイを殺せるのはヘミングウェイだけだ。

↑彼の短編集のひとつに、幼少期に男が自殺をしたエピソードがあった。子どものヘミングウェイはそのあと父親と死について話し、自殺しない限りは自分のことは誰も殺せないという結論に達したらしい。子どものヘミングウェイは正しかったんだ。

●アーネスト・ヘミングウェイ:あまり外出してはいけないたった1人の男。自殺する以外は何も彼を殺すことはできない。

●だから彼はあんなにたくさん飲んでいたのか。

↑リストに「アル中」を加えないと。


●最終的に彼は全員、すべてのものが彼を殺したがっていると同意して自殺した。

●機会があれば彼のキーウェストの家をチェックしてみるといい。数年前にツアーで行ったが、その土地では3つ興味深いことがあった。
1.猫、猫、猫
2.石灰岩の壁
3.今プールがあるところに、かつてはボクシングのリングがあった。

●そして最後にはショットガンで自分の頭を撃った。さいなまれた魂だった。偉大な本をありがとう。安らかにお眠りください。

●彼の父、妹、弟も全員自殺をしている。彼の遺伝子も病気以前にクレイジーなものを抱えている。

↑7人のヘミングウェイが自殺している。


生き急いだような人生ですが、そんな彼だからこそ偉大な小説を残すことができたのかもしれません。

以前ご紹介した記事もどうぞ。
「老人と海」のヘミングウェイは10以上もの大きな病気やケガをしていた…小説以上に波乱万丈

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