殺処分予定だったアメリカの野良猫…ネズミ退治の仕事を与えられる
人間に懐きにくい野良猫は、殺処分される確率が高いのが現実です。
アメリカの首都ワシントンD.C.の動物愛護団体が、そうした野良猫たちを救うため、一石二鳥のアイデアを考えました。
ネズミなどの害獣駆除の仕事を与えることにしたのです。
Blue Collar Cat finds home in Southeast D.C. - YouTube
'Blue Collar Cats' enlisted to fight off rodents - ABC News https://t.co/MXcK3gI2Z4
— Canadian Pest Solutions (@PestCanadian) 2019年6月17日
動物愛護団体“The Humane Rescue Alliance”が考案した、野良猫たちによるネズミ退治プログラム「ブルー・カラー・キャッツ」。
首都ワシントンD.C.ではネズミの増殖が問題化しており、ネズミ捕り器や殺鼠剤の替わりとなるハンターたちを雇うことにしたのです。
依頼者はネズミ駆除の見返りに、定期的な食糧と水、雨をしのげる場所の提供が義務付けられるとのこと。
元野良猫は人間とは一定の距離を取るので、効率的に仕事をこなしてくれるだろうと期待されています。
すでにプログラムは実施されていて、250匹がネズミハンターとして活動中。今後は他の都市での導入計画が進められています。