シマウマの模様は「蚊を寄せ付けない」ため…では牛をシマシマに塗ったら? →虫刺されが50%減少する
シマウマの特徴である白黒のシマ模様には、現在は「虫よけの効果がある」と考えられています。
牛にも効果があるのかどうか、体に白黒のストライプを塗る実験をしたところ、なんと虫刺されが50%も減る結果となりました。
Scientists believe that the function of zebras' stripes are to deter insects
https://t.co/Zffwcp66at Scientists believe that the function of zebras' stripes are to deter insects, so a team of researchers painted black and white stripes on cows. They found that it reduced the number of biting flies landing on the cows by more than 50%. #sciencenews pic.twitter.com/vvKkeJdqwb
— Science news (@UpdateonScience) October 7, 2019
家畜の牛が虫刺されの被害に悩まされていたことから、これを解決するためにいくつもの対策が講じられてきました。
そんな中、日本の研究チームがシマウマからヒントを得て、牛を白黒にした実験を行ったそうです。
すると効果は明らかで、シマシマに塗られた牛たちの虫刺されは、何も塗っていない牛に比べて50%も減少しました。
殺虫剤を置き替えられる虫よけの方法として、注目されているとのことです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●(投稿者)記事はとてもクール内容だ。
「畜産業では、虫刺され対策に殺虫剤を用いるのが一般的だが、研究者たちは無害なものを塗れば、より安価で、家畜にとって健康的で、環境にも良いとしている」
↑虫は単色より多色のほうが刺しやすいのか気になる。記事にはその点に関して記載されていなかった。
↑畜産業で、一斉にスプレーするより、時間をかけて全ての牛に色を塗ると思う?
時間がかからないほうが低コストだろう。
↑殺虫剤はもっとお金がかかるけどね。
↑殺虫効果があって無害となれば肉がもっと高く売れるだろう。
↑やり方にもよる。上からシマシマ柄のペイントが落ちてくるシステムにするとかすると、コストを下げられるのでは?
↑巨大なインクジェットのゲートを牛がゆっくり歩いて、自分でペイントしていくのを想像した。車の生産ラインみたいにね。
↑牛はすでに搾乳されるときにそれをしているよ。
●ストライプ柄の牛をブリードしよう。ペンキもいらず、殺虫剤もいらない。
●これは……人の虫よけの代わりにもなる?
あるいはトウモロコシもストライプにしたら虫よけになる?
↑いっそどんどんエスカレートさせて町中を赤く塗ろうぜ。
●これはすばらしい。だがたった6頭の牛の実験だ。もっと大きな母数のサンプルが必要。それに虫がストライプに慣れてしまうかについても調べなくちゃいけない。
↑シマウマには長い間成功しているので、牛も長く効果があるのではないかな。
↑ただしシマウマの数は少ないけどね。
●あと記事には書かれていなかったが、シマ模様ではなく、塗られたペンキを虫がよけていたのかもしれない。
●これは50%の面積がペンキで覆われたからではないのか?
●いつ人体実験はスタートするんだ?
●牛をストライプに塗ると、牛の健康を損なわないの? 特に牛同士のコミュニケーションで。
↑その答えは多分YESだね。彼らにストレスになっていると思う。
●結構一般的に知られた知識だよ。ドイツでは馬用の毛布を売ってる。
劇的な効果は望めないにしても、蚊に悩まされる環境下では、積極的にシマシマの模様を取り入れてみたくなりますね。