2019年10月13日 00:24

古代ローマのグラディエーターの過激な戦いを描いたフレスコ画、ポンペイ遺跡から発掘される

 

コロッセオ
ローマ帝国を象徴する建物の1つであるコロッセオ。
この巨大な闘技場で、グラディエーター(剣闘士)が猛獣や人間同士で死闘を繰り広げていました。

火山に埋もれた古代ローマの都市ポンペイの遺跡から、彼らの戦いを描いたフレスコ画が発掘されました。

フレスコ画は112cm x 150cmで、甲冑を身にまとったグラディエーターが2人が対峙しており、勝者と敗者の明暗が分かれたもの。

専門家は、この壁画があったのはグラディエーター行きつけの酒場だったと考えています。

胸や手首から血が噴き出す写実的で過激な描写になっているのは、血気盛んなグラディエーターたちの受けを狙ったものかもしれません。

ヴェスヴィオ火山噴火の火砕流によって、古代都市ポンペイが埋もれたのは西暦79年。

1世紀の剣闘を描いたものが、21世紀になって日の目を浴びるのもロマンのある話ですね。

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