フランス女性「キッチンに飾っていた絵画が失われた傑作だった…」29億円で落札
先日、自宅の絵画を調べたら億を超える価値があったというニュースをご紹介したばかりですが、今度は29億円だそうです。
(「自宅にあった絵画の著名をGoogle検索したらアフリカの巨匠の作品だった!」→1億5000万円で落札)
作品はイタリアの画家チマブーエの失われた傑作「あざ笑われるキリスト」で、フランスの女性宅に飾られていました。
女性は「ギリシャの宗教画かな?」くらいに認識していたそうで、キッチンの壁に無造作に掛けていたそうです。
こちらがチマブーエの「あざ笑われるキリスト」(「嘲笑されるキリスト」)“Christ Mocked”。
チマブーエ(1240〜1302年頃)はルネサンス初期のフィレンツェ派絵画の祖と呼ばれ、中世絵画としては史上最高額の2400万ユーロ(約29億円)で落札されました。
チマブーエの作品は11点しか現存しておらず、過去数十年間競売にかけられたことがなかったのも高騰した要因とみられています。
所有者の女性の詳細は明らかにされていませんが、パリ近郊の町コンピエーニュ在住。
こちらは、同時期に描かれたとみられる「むち打ちを受けるキリスト」。