迷子の子犬だと思ったら…絶滅危惧種であるディンゴの100%純血種だった
オーストラリア大陸に生息するディンゴは犬によく似ていますが、タイリクオオカミの亜種です。
犬とも交配できるため純血種は減る一方で、現在は絶滅危惧種に指定されています。
ビクトリア州の郊外の街の裏庭で保護したつもりの「迷子の子犬」が、検査したらディンゴの100%純血種であることが判明しました。
こちらがワンディと名付けられた子犬……ではなくディンゴ。
8月に裏庭で発見されたときは1歳未満で、飼い主が見つからなかったことから獣医に連れて行ったところ、背中にひっかき傷があったそうです。
おそらくワシなどの大型猛禽類にさらわれ、運よく落ちて逃げのびたのではないかと獣医はみています。
その後、遺伝子サンプルをニューサウスウェールズ大学に調査依頼したところ、100%の純血種であることがわかりました。
Stray Australian Puppy Found to Be 100 Percent Endangered Dingo https://t.co/yApxn8FFEA pic.twitter.com/aJgJaPkPHL
— Pertanian Organik (@BanyuPaminggir) November 5, 2019
すくすくと成長しているワンディ。
野生のディンゴの群れは、羊などを襲うため害獣扱いをされることがありますが、カンガルーやエミューなどが増えすぎないよう、生態系のバランスを守る役目も果たしているとのことです。