山火事で焼失した街パラダイス…残された鍵1万8000個を集めて「不死鳥」の像を作る
1年前の2018年11月8日、カリフォルニア史上最悪の山火事が発生し、パラダイスの街は住宅の9割が焼失しました。
アメリカ各地に散ってしまった住民の心を1つにし、いつの日か復興する心のよりどころが必要だと考えた女性が、焼失した住宅などの鍵を集めて復活の象徴である「不死鳥」(フェニックス)像を制作したそうです。
See sculpture made from keys of homes burned in Camp Fire - YouTube
ジェシー・マーサーさん(34歳)は住民たちにFaceboookでこの企画を呼びかけ、住宅、教会、学校、店、車など、燃えてしまったパラダイスの鍵を募集。
すると1万8000個以上の鍵が集まり、約360kgの不死鳥の像が完成しました。
500年に1回、自ら火中に入って焼かれ、その灰から幼鳥として再生すると言われる不死鳥。
ジェシーさんは、復興のシンボルにふさわしいと考えたそうです。
今後は、復興の拠点となる施設で展示される予定とのことです。