「海外のYouTubeがこの10年で様変わりしたこと…」チャンネル登録数ランキングの変化
ユーチューバーが職業や発信者として大きな存在となったのは誰もが知るところですが、チャンネル登録数の観点から見ると、この10年で「気になる変化」が起きているとのことです。
「2010年」と「2019年」のチャンネル登録数ランキングの比較が、海外掲示板で注目を集めていました。
YouTube's Top 100 Most Subscribed 2010 vs 2019
上が2010年、下が2019年、トップ100のチャンネル名がずらっと並んでいます。
そのうち赤がユーチューバー、黒がそれ以外。
2010年にはトップ100の中の80%がユーチューバーだったのに対して、2019年はたった28%。
ずいぶんと割合が変わっています。
ではユーチューバーの数や人気が減っているのかというと、そうではなく、その他の人気チャンネルが激増したのだとか。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●YouTubeクリエイターのファンとしては残念。間違いなく同じ感想を抱いていたけど、数字にしてくれるとわかりやすい。
●ああ、小学校のときにたくさん「nigahiga」を見てたよ。完全に忘れてた。オリジナル動画は代表的だったよ。
↑今でも配信しているよ。個人的には質も落ちていない。今でもお気に入りのユーチューバーだけど、もっと投稿してくれたらいいのにと思うよ。
●これはすごい! よく知ってる名前が2010年にたくさん出てる。それから2019年は広告が強くなってきたと思う。
↑すごいというより、悲しい。
●(投稿者)2010年初期は個人クリエイターが繁栄していたが、昨今の主流は歌手、セレブ、企業がほとんどの脚光を浴びている。
YouTubeが広告収入のために後者をひいきして、ホームのトレンドページなどはそのセレブや企業ので埋められている。
↑興味深いのは、個人チャンネルが過去9年で成長しなかったわけではないんだ。企業やセレブチャンネルに比べて、成長が遅くなったんだ。2010年以来、YouTubeは激増したが、間違いなく今はまた違う景色になっている。
企業やセレブのアカウントが収益を得やすいようにデザインされていて、その他全員を傷つける(少なくとも不便さを強いる)ようになっているのだろう。
個人チャンネルがどれくらい落ち込んだかの例として、2010年に「JamesNintendoNerd」は52万2000登録数で63位だった。現在は315万登録数で3397位。
個人チャンネルは今までにないほどファンもいるけど、相対的には埋もれていて、広告料もどこかに行っている。
↑2010年のトップ100で、2019年もトップ100に入っている人はいる?
↑自分が観察したところ…・・
・Felipe Neto
・Smosh
・Shane
これだけだね。
●これがYouTuberたちの人気が減っているということではないと思う。エンタメや情報について一般的にどこを見るかというところで変化があるのだと思う。
2019年のYouTuber以外のアカウントの大半は音楽関係で、10年前とは違い最近は音楽をリリースするプラットフォームになっているからね。
同じように2010年にPinterestが出はじめ、そこでクラフトや料理のコンテンツが人気となってきた。著名人やユーチューバーに興味がない人が見る大きなプラットフォームになった。
●YouTube自体がすごく成長したよ。めちゃくちゃ利用しているけど2019年に登録したチャンネルを一度も見たことはない。それらの動画1つにつき100万回以上再生されている。何が言いたいかというと、個人クリエイターたちもかなり多く露出されていると思う。プラットフォームに問題はあるが、露出が少ないからという理由ではないと思う。
●自分がしたチャンネル登録した55の中に、トップ100のはない。
●自分は歳を取ったようだ、2019年のYouTuberを3人しか知らない。
YouTubeの在り方も、ずいぶん変わってきました。さらにチャンネルの数が増えて、競争が激しくなっていくのでしょうか。