難病の娘が「ゼルダの伝説」で遊べるようにパパが自作コントローラーを製作…心からの笑顔に
アヴァ・スティールちゃんは遺伝性の麻痺を患っており、筋肉が硬直していることから手を動かすことに大きな制限があります。
クリスマスに任天堂スイッチを贈られて喜んだ彼女ですが、残念ながら満足に操作することができませんでした。
そこであきらめなかったのが彼女のパパ。娘にも操作できるコントローラーを自作することにしたのです。
Dad builds a custom adaptive controller so his daughter can play Zelda: Breath Of The Wild
Dad Builds A Custom Adaptive Controller For His Daughter - YouTube
お父さんのローリーさんがベースとして活用したのは、マイクロソフトがXbox用に出した障害者向け「Xbox Adaptive」コントローラー。
草原を走り回る主人公リンク(ゼルダの伝説:ブレス・オブ・ザ・ワイルド)。
ゲームの中では自由自在に走ることができるようになったのです。
病名は遺伝性痙性対麻痺(Hereditary Spastic Paraplegia:HSP)。下肢の痙縮と筋力低下を呈する神経変性疾患群ですが、彼女の場合は手の筋肉も硬直しているため、細かい操作などは難しいとのことです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●この話のどこかに自分の魂の居場所があると再確信した。
↑たまに「弾丸の盾」について考えることがある。
銃を向けられた人がいたとき、命の危険を冒してもその間に入るかどうか。自分の命以上の価値を感じるかどうか。
この父親はそんな人なのだと思う。
●その笑顔ときたら!
↑美しい笑顔!
仕事を解雇されたばかりだけど、そんな人間でもこの笑顔に感謝したくなったことを知ってほしい。
●このプロジェクトはXboxの障害者用コントローラが利用されていることも注目されるべきだと思う。マイクロソフトはプライバシー的な理由で好きではないが、必要としている人々に配慮していることは認める。
↑(投稿者)同意するよ。
パパのTwitterアカウントには組み立ての説明があるよ。
(Rory Steel@JerseyITGuy)
●これで笑顔にならないなら、もう何を見たって笑顔にならない。
なんてすばらしい父親なんだ。近頃の父親たちの多くは、どこかに連れて行くのにソファから立ち上がろうともしない。こういうのを見るのが好きだ。
↑過去と比べると3倍くらい子どもらと時間を過ごすようになったと言われているけどね。少しずつ良くなっているんだよ。
●小さなゲーマーよ、ようこそ。自在にゲームが楽しめるのが見られて嬉しいよ。純粋な喜びを感じられた。
●彼女は何の病気?
↑(投稿者)HSP(遺伝性痙性対麻痺)で、動きのコントールやスピーチ、手先の作業に困難をきたす。だから車イエツやカスタムコントローラが必要になるんだ。
●彼女の喜んでいる様子が、目を見るだけでわかるよ! すばらしいお父さんだ。
●その笑顔にやられた。何て美しい笑顔だろう。
このエピソードに対し、ゼルダの伝説の関係者やXboxの関係者を始め、多くの喜びの声が寄せられているとのことです。