ハワイに世界最大の太陽望遠鏡が完成…「キャラメルポップコーン」のような太陽の表面が撮影される
ハワイ・マウイ島のハレアカラ山頂に、地球上で最大の望遠鏡「ダニエル・K・イノウエ太陽望遠鏡」が完成しました。
過去にない倍率と解像度で太陽の表面が撮影され、「まるでキャラメルポップコーンのようだ」と形容される動画と画像が公開されました。
Never-before-seen images of Sun released from world’s largest solar telescope - YouTube
Daniel K. Inouye Solar Telescope First Light - YouTube
ガスやプラズマが沸騰して泡立ちシェル構造になった太陽の表面。
小さなつぶつぶに見えても、シェル1つの大きさはテキサス州くらい。(テキサス州は日本の面積の2倍弱)
太陽の直径は地球のおよそ109倍。恐るべき倍率と高解像度!
主鏡は直径約4mあり、100km離れたコインを見ることができるのだとか。
今回の撮影は最初のミッションであり、今後の太陽科学の発展に大いに寄与すると期待されています。
ちなみに1612年にガリレオ・ガリレイが望遠鏡を最初に太陽に向けてから今に至るまでよりも、今後の5年間でより多くの情報が入手できると見込まれています。