2つの兄弟星が「格闘」している…アルマ望遠鏡がとらえた連星
こちらはハッブル望遠鏡による ケンタウルス座の連星「HD101584」の画像。
2つの恒星とそのガス層のからみあった姿を、チリの「アルマ望遠鏡」が撮影しました。
さながら兄弟星が格闘してるかのような姿をご覧ください。
アルマ望遠鏡はアタカマ砂漠に建設された大型の電波干渉計で、その感度と高解像度の高さによって得られたもの。
スウェーデンのチャルマース工科大学の研究チームは、この2つの連星は格闘しているようなものだとコメントしています。
ガスをまき散らしているのは大きな主星のほうで、恒星進化における後期段階の「赤色巨星」になって膨張し、相対的に低温で小さな伴星(赤色矮星)を飲み込んでいるのだとか。
恒星のほとんどの期間は「主系列星」と呼ばれる状態で、太陽もその主系列星。太陽は50億年後に赤色巨星になるとみられています。