ニューヨーク−ロンドン便、猛烈な追い風で音速を超えてしまう…史上最短記録を達成、2時間早く到着する
Fastest across the Atlantic tonight from New York to London so far is #BA112 at 4hr56m. #VS4 in 4:57, and #VS46 in 4:59. https://t.co/gfYoHGV3Y6https://t.co/kMhjCqdEtt
— Flightradar24 (@flightradar24) February 9, 2020
If we're not mistaken, BA now retakes the fastest subsonic NY-London crossing from Norwegian. pic.twitter.com/Sr1GPeAjuh
記録を達成したのはブリティッシュ・エアウェイズ112便のボーイング747。これまでの記録は5時間13分でしたが、17分上回る4時間56分を記録しました。
フライト追跡サービス“Flightradar24”では最高時速1327kmを記録し、音速(マッハ1)の時速1225km(秒速340m)を超えました。
大型低気圧「シアラ」による暴風のため、当日はヨーロッパの多くのフライトが欠航していましたが、ニューヨークのJFK国際空港からロンドンのヒースロー空港の航路は強烈な追い風となり、他にも2便が記録を更新したとのこと。
ただし暴風によって大気も同じ方向に高速で流れていたことから、音速を超える時に見られる現象「ベイパーコーン」は発生しなかったとみられています。
(参照:美しきマッハの世界…戦闘機が音速近くで飛ぶときに発生する円形の雲「ベイパーコーン」)
乗客としては予定より早く到着するのはうれしいことでしょうが、さすがにこれだけ速いと不安に駆られそうです。