中国「習近平」主席を「ミスター・クソの穴」に自動翻訳してしまいFacebookが謝罪…なぜ起きたのか
中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席が1月にミャンマーを公式訪問し、両国関係に「新時代」を導くと約束しました。
その際にFacebookの自動翻訳が「習近平」主席を、あろうことか「ミスター・くその穴」“Mr.Shithole”と誤訳していたことがわかり、Facebook側が謝罪する騒ぎとなりました。
いったいなぜそんなことが起きたのかと言うと……。
#techsorry, 19 Jan - Facebook voor het vertalen van naam Xi Jinping naar mr. Shithole. https://t.co/yk03uDC7oX
— SETUP Utrecht (@SETUPUtrecht) February 10, 2020
中国国家主席のミャンマーを訪問したのは約20年ぶり。
誤訳が起きたのは、現地のビルマ語から英語への自動翻訳。特にアウン・サン・スー・チー国家顧問との会談記事で顕著に“Mr.Shithole”に置き換えが見られたとのこと。
Facebook広報は「技術的な問題によるものですぐに修正し問題を解決した。あってはならないことで、二度と起きないように取り組む」と説明し、心からの謝罪を表明しています。
理由は、習近平の英語表記である“Xi Jinping”(シー・チンピン)の「Xi」がビルマ語の翻訳データベースに存在せず、近い音の“Shi”から類推されたワードだったこと。
「Xi」や「Shi」から始まる別の単語でも“Mr.Shithole”と翻訳されるものが確認されました。
ちなみにGoogle翻訳では同様の誤訳は起きていません。
すぐに修正されましたが誤訳のインパクトは大きく、ミャンマー国内のSNSやニュース誌などが大きく取り上げ、歴史的イベントに水を差す格好となったとのことです。