宇宙観測史上、最大級の爆発が起きていた…天文学者「巨大なブラックホールによるもの」
地球から3億9000万光年離れた「へびつかい座」の銀河団で、ビッグバンで宇宙が誕生して以来、最大の爆発が起きていたことが明らかにされました。
超大質量のブラックホールによって引き起こされたものとみられています。
Record-breaking Explosion by Black Hole Spotted | NASA
この空洞の大きさは、われわれの天の川銀河を15個を並べられるサイズ。
NASAのチャンドラX線観測衛星、オーストラリアの電波望遠鏡MWAなど複数の望遠鏡によって観測されたもの。
物質やエネルギーを飲み込むことで知られるブラックホールですが、それらを放出する性質も持っていると考えられており、これまで観測された最大級のものより5倍に相当。
実は2016年にもこの空洞は観測されていたのですが、あまりに巨大なことからブラックホールが原因かは懐疑的に見られていました。
今回の観測と研究によって「ありえない」と思われていた証拠が得られたとのことです。