なぜ15世紀にヴァイキングはグリーンランドから姿を消したのか…証拠が見つかる
8〜11世紀ごろに、ヨーロッパからロシア、果ては北米まで略奪や交易によって影響力を持っていたヴァイキング。
一部はグリーンランドに定住しましたが15世紀ごろに突然姿を消し、その理由は長年に渡る歴史のミステリーとなっていました。
一因と思われる証拠が見つかったそうです。
そこに定住していたヴァイキングが、15世紀のある時期を境にこつぜんと姿を消しています。
その理由は……。
食糧や毛皮としても重要な生き物ですが、当時なにより重宝されたのは牙。ヨーロッパ各地に持ち込んで交易していました。
セイウチ漁の規模が拡大していた証拠が見つかったことから、乱獲によって15世紀に激減、グリーランド定住の基盤に悪影響を与えた可能性があるとのことです。
他にも気候変動やアフリカの象牙が競合するなど、厳しい状況が重なったと考えられています。